当社のエンゲージメント活動では、一貫した基本姿勢、充実した組織・体制、きめ細かなプロセス管理など特色のあるエンゲージメント活動を実施し、投資先企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指しています。また投資先企業との対話に加えて、官公庁や外部イニシアティブとのエンゲージメントにも活動の幅を拡大し、広い意味でのインベストメントチェーンの有機的な連携を強化しています。
基本姿勢 | ■ 社会課題の解決を通じた企業価値創造 ■「 リターン=事業機会の拡大」重視 |
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組織・体制 | ■ ESG専門部署の設置(責任投資グループ)、運用実務経験豊富なESG専任のアナリストを配置 ■ ESGアナリスト・議決権行使担当者・アナリスト・ファンドマネジャーの連携 ( 投資先企業が抱える重要課題に対し最適フォーメーションで対応) |
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プロセス |
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目指す成果 | 投資先企業の持続的な成長と企業価値向上を通じた投資収益の拡大
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アクティブ運用では投資リターンの拡大を目指し企業毎の視点からエンゲージメントを行います。パッシブ運用では市場全体の底上げを念頭に、企業価値向上を阻む市場共通の課題の解決に向けエンゲージメントを行います。
当社では、独自の視点から、23のエンゲージメント課題 を設定し、エンゲージメント重点企業に対して、これらの課題に対する「問題意識(課題)」や、「求められる企業行動」 「目指すゴール」を共有することにより、エンゲージメントの実効性を高めています。また、投資先企業の課題に対する取組み状況及びエンゲージメントの成果を適切に把握・管理するため、課題設定から課題解決まで8段階のマイルストーンを設定しています。
2019年度は、昨年度から積極的に取組んできた気候変動やCSR/ESGマネジメントにおいて、計画策定や施策実行への進捗が多く見られました。また企業戦略や取締役会・企業統治に関する課題設定が見られたほか、今年度より重点テーマに設定した「サーキュラーエコノミー」に関連して、汚染と廃棄物でも多くの課題が設定されました。今後も施策実行・課題解決に至るまで、きめ細かくフォローアップすることにより、投資先企業のESG課題の解決と企業価値向上をサポートしていきます。
当社では、中長期的な企業価値向上に大きな影響を与えると考えられる以下のESGテーマを重点テーマと位置付けて、精力的にエンゲージメントを行っています。これらのESGテーマは、下図に示すようにSDGsが掲げる17の各目標に対応すると考えています。
エンゲージメントの内容は、投資先企業が置かれている事業環境等により様々ですが、「企業価値向上とその持続的成長」を図るという目的は共通です。投資先企業が抱える重要な課題は何か、価値創造プロセスとの整合性や事業戦略への落とし込みは適切かなど、責任ある投資家として課題解決に向けた議論を中長期的かつ多面的な視点から継続的に行っております。
中長期的な企業価値向上と市場全体の底上げを目指し、パッシブ運用、アクティブ運用の両面から、質量とも充実したエンゲージメント活動を実施。パッシブ運用、アクティブ運用それぞれの視点から選定したエンゲージメント重点企業のみならず、その他の企業へのエンゲージメントも活発に実施しています。
▶ エンゲージメント社数・件数
株式運用ではTOPIX時価総額で約8割の企業とエンゲージメント(目的を持った対話)を行いました。
▶ エンゲージメントテーマ構成比(株式)
ガバナンス課題やESG課題をはじめ、ESGに関するエンゲージメントが約7割に達しました。
▶ 環境・社会課題でのSDGs構成比(SDGsエンゲージメント構成比)
気候変動や製造責任、労働基準/安全衛生など企業価値向上と直結したSDGs目標を中心にエンゲージメントしています。
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