1.運用の高度化
- 人材・運用基盤の強化を通じた投資判断や分析能力の高度化により、お客さまに最高水準の付加価値を提供します。
- お客さまの資産運用ニーズに対する最適なソリューションを提供し続けるため、既存の運用手法の改善や新たな手法・投資機会の探求に邁進します。
アクションプラン取組状況 |
- お客さまへ持続的に高い付加価値を提供するため、外部の研修プログラム等も活用した、次世代を担う運用専門人材の戦略的育成を行います。
- 計画的かつ戦略的に、運用専門人材を育成するため、新会社として新たな育成プログラムを策定しました。2017年度から、本プログラムに沿った運用専門人材の育成を開始します。また、グローバルな視野を持った運用人材の育成を目的に、海外の運用会社へ若手を派遣するなど、外部のプログラムを活用した人材育成も実施しています。
- お客さまへの付加価値に対する責任とインセンティブを明確にすべく、運用専門人材の業務評価を、より実績に連動した体系となるよう構築します。
- 運用専門人材については、中長期的な視点でお客さまへご提供する付加価値を極大化すべく、責任に応じた適切なインセンティブの付与を柱とした人事制度の構築を進めています。
運用専門人材が担うミッションに対する実績を客観的かつ厳格に評価する目標管理制度、より公正かつメリハリある処遇が可能となる報酬制度を2017年度中に導入する予定です。
- さらなる付加価値の向上を企図し、当社が有する運用スキルを結集・活用する態勢を構築します。
- 統合4社が有していた強みを結集し、さらなる運用力強化を図るため、運用本部内でテーマ別の研究会を設置し、運用スキル・ノウハウの共有化を推進するとともに、外部の専門家を交えた勉強会で最先端の金融技術のフォローアップを実施する等、付加価値の向上に繋がる取り組みを継続しています。
- ESG(*1)やスチュワードシップ・コード(*2)への取り組み、既存の投資モデルの改善や新たな投資対象の拡充等により運用のさらなる高度化を行います。
- 2016年10月の統合に際し、ESGへの考え方も明確にしたスチュワードシップ・コードへの取組方針を策定・公表するとともに、責任投資に係る専門部署である責任投資部を設置し、強固な体制の下、質量ともに充実したエンゲージメント活動を実施しています。
- お客さまのニーズやマーケット環境の変化を踏まえ、既存の投資モデルの改善や最先端の金融技術を活用した運用手法の研究等、運用力のさらなる高度化に向けた取り組みを積極的に行っています。2016年度下期には、新たな運用手法を活用するファンドとして、ビッグデータを収集・分析し、運用に活用する日本株ファンドを組成しています。
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(*1)ESG
環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の略称であり、投資家が投資先を選定する基準の1つ。
(*2)スチュワードシップ・コード
「責任ある機関投資家」として、投資先企業の企業価値の向上や持続的成長を促すことで、「顧客・受益者」の中長期的な投資リターンの拡大を図る責任を果たすにあたり、有用と考えられる諸原則を定めたもの。
当社はその趣旨に賛同し、「《日本版スチュワードシップ・コード》への対応方針」を制定・公表しています。