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電気代を安くするなら…家電別節約術をご紹介

2021/06/25

かかる

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最近では在宅勤務も当たり前の世の中となり、以前と比べて家庭での電気代が増えたという方も多いのではないでしょうか。そんな今だからこそ知っておきたい電気代の節約術を家電別にご紹介します。実はその節約術は間違っているかも!?正しく知って電気代を安く済ませましょう。

電気代の高い家電はどれ?

様々な家電がある中で、どの家電の電気代が高いのかご存知ですか?もちろん使用状況などにより異なりますが、大体上位に挙げられるのはこのような家電のようです。

1. エアコン
2. 洗濯乾燥機
3. 食器洗い乾燥機
4. 冷蔵庫

電気代に悩んでいる人は、電気代の高い家電を知ってその家電の節約ポイントを抑えることができれば電気代の節約がしやすくなります。そこで、上記の家電について、効果的な節約ポイントをまとめました。

  • エアコン

    • 扇風機やサーキュレーターを一緒に回す

      特に、暑い季節のエアコン冷房(クーラー)運転時は、サーキュレーターや扇風機を一緒に回すことでエアコンの働きを助け、電気代が節約できます。いくらエアコンで極端な設定にしても調節した空気を部屋全体に行き渡らせないと、いつまで経っても快適な室温にすることができないのです。エアコンのみで運転した場合と比べて、サーキュレーターや扇風機を併用することで夏の電気代を1部屋(6畳)あたりおよそ3,000円近く節約することができると言われています。

    • 設定は自動運転がおすすめ

      エアコン冷房を運転する際、一番電気代が節約できる運転方法は自動運転です。温度調節の手間を省くだけでなく、床や壁からの輻射熱も考慮に入れて温度を設定し、AIが今までの運転状況を学習して、部屋の環境や状況に合わせて最適な温度設定を保ってくれます。
      エアコン冷房は、室内気温を設定温度まで下げる間が一番大きな消費電力を使います。エアコンの自動運転モードは、室温が設定温度になるまでは強風運転、その後は微風運転や送風運転、といったように一番電気代を抑えられる効率の良い運転をしますのでぜひ活用しましょう。

  • 洗濯乾燥機

    • 乾燥機能を多用する家庭では「ドラム型ヒートポンプ乾燥タイプ」の洗濯機を選ぶと良い

      洗濯乾燥機は、洗濯~脱水~乾燥の工程のうち、乾燥時に一番大きな消費電力がかかります。縦型ヒーター乾燥タイプとドラム型ヒーター乾燥タイプの電気代は大きく変わりませんが、縦型のほうが乾燥にかかる時間が長くなります。ドラム型もヒーター乾燥タイプは電気代が高く、同じドラム型のヒートポンプ乾燥タイプと比べると2倍以上の電気代がかかっています。以上のことから、乾燥にかかる電気代を節約するには「ドラム型ヒートポンプ乾燥タイプ」を選択すると良いようです。

    • 乾燥フィルターの掃除を怠らない

      乾燥フィルターのホコリをそのままにしておくと、乾燥機能が弱まります。仕上がりも悪くなりますし、消費電力量も増えてしまうので毎回必ず掃除するようにしましょう。大きなほこりを取り除くだけはなく、フィルターに細かなホコリが詰まっていくので、使い終わった歯ブラシなどで定期的にこすって、ホコリを取り除いてください。

  • 食器洗い乾燥機

    • 食器はなるべくまとめて洗う

      食洗機を使う際はできるだけまとめて多くの食器を洗うようにすれば食洗機を無駄に稼働させずに済みます。一日在宅の場合であれば、朝、昼は使った食器を食洗機に並べるところまでやっておき、夕食の食器も入れたところでまとめて稼働させるとよいでしょう。ただ、あまりにも多く食器を入れすぎると汚れが落ちなくなるのでほどほどの量を見極めることが大事です。

    • 乾燥なしで使う

      食洗機は乾燥に電力使用の大部分を割いています。したがって乾燥の時間を減らすことで電気代の大幅カットが可能です。一般的な食洗機は「乾燥なし」で使うこともできますので、洗浄だけの目的で使うことができますし、洗浄が終わった後に食洗機を開けた状態にしておいて自然乾燥させることも電気代の節約になるでしょう。

  • 冷蔵庫

    • 室温に合わせて設定温度を調整する

      冷蔵庫の温度調整は室温に合わせて調整すると良いそうです。夏は強、冬は弱を選ぶのが一般的ですが、冷暖房で室温はそれほど年間通して変わらないというのであれば、夏は強ではなく中でもいいのではないでしょうか。仮に1年中の設定温度を強から中にすると、それだけで年間約1,600円の節約になると言われています。

    • 開け閉めする時間と回数を減らす

      扉の開け閉めする頻度も電気代に関係します。扉を開けるたびに冷気が外に逃げ、庫内の温度が上がるので再び冷やすために電力を消費することになるためです。無駄な開閉はなるべくなくし、扉を開けっぱなしにして作業をしないよう気をつけましょう。

    • 壁から離して設置する

      冷蔵庫を壁から離して設置して放熱スペースを確保するだけでも節電に効果があります。目安としては5cm以上離して置くことを意識してみましょう。適切な放熱スペースを作ると、年間約1,000円の節約になると言われています。

電気代にまつわる勘違い

何となく電気代が節約できそうというイメージでとっている行動が、実はあまり意味がないということもあるようです。それが本当に役に立っているのか、改めて見直してみる必要があるかもしれません。

  • エアコンをこまめにオンオフする?

    テレビや照明のスイッチをこまめに切るのは、節約術として間違っていませんが、エアコンとなると事情が異なります。エアコンは電源を入れて、運転を開始するときが、最も多く電気を使うといわれています。そのため、節電を意識してオンオフを頻繁に繰り返すことで、逆に多くの電力を消費してしまうのです。より効率的に節電を心がけたいなら、上にも書いた通りエアコンを自動運転に設定しておくのがベストですね。

  • テレビの待機電力 こまめにコンセントを抜いた方がいい?

    テレビは数ある家電の中でも省エネ化が進んでいます。昔のテレビはリモコンをいつでも使える状態にしておくための待機電力がかかったので、旅行などで長期間家を空けるときはもちろん、普段の生活でもテレビを観ないときはコンセントを抜くのが良いとされていました。しかし、テレビはここ20年ほどの間に、ブラウン管から液晶テレビやプラズマテレビ、有機ELテレビなどに変化するとともに、スタンバイ時の待機電力がほとんどかからなくなっています。また、デジタルで番組表やソフトウェア更新情報、メンテナンス情報など取得しているため、コンセントを抜くとそれらの情報を取得できません。再びコンセントを入れた際、情報を取り込み直すなどにより逆に余計な電力がかかりますし、テレビによっては予約録画ができなくなってしまうことも。したがって今は「コンセントは抜かなくてもよい」が正解だということです。

在宅が多い生活がいつまで続くかわかりませんが、もしかしたら今のような生活がこれからの普通になっていくのかもしれません。だからこそ、より快適に、かつ無駄なく暮らしていくために、できることから始めていけるといいですね。

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