ストレスなく続けられる節約術を考えよう。
2018/12/07
皆さまは、普段の生活で何か節約につながる工夫をしていますでしょうか。
節約は、最初は面倒に感じることも多いですが、積み重ねていくことで、それを習慣化することができれば、苦もなくお金を浮かせることができるようになるものです。
様々な節約をしている方もいれば、節約しようとは思いつつも、どの出費を減らすべきかわからない、中にはそんな方もいると思います。
そんな方へのヒントとなるよう、この度、当社の社員に節約に関するアンケートをとってみました。その結果をもとに節約に関するポイントをみていきましょう。
まず、今回実施したアンケートの回答者の属性をみてみましょう。
男性、女性の割合
年代の割合
男女半数くらいの割合で、幅広い年代から回答が得られました。
次に節約のコツのひとつとして家計簿をつけることが挙げられますが、家計簿に関するアンケート結果をみてみます。
家計簿つけている人の割合
家計簿をつけている人のうち20代の割合
家計簿をつけている人の割合は25%と比較的少ない中、つけている人を年代別でみてみると、20代が67%を占めていることがわかります。このことから、比較的若い世代の方が自身の収支を把握している傾向が強いようにみえます。一方で、家庭を持つ場合、パートナーが収支の管理をしている可能性もあるため、そのことには考慮する必要があります。
今は家計簿アプリなどを活用することで、比較的簡単に家計を管理することができるようになってきています。節約の第一歩として家計簿をつけてみるのもいいかもしれません。
ではここからは、実際に行っている節約術をみていきましょう。
節約するためにやっていること・やったことは何ですか?
アンケート結果をまとめてみると、大まかに以下の5つの項目に分類できました。
- お金の管理
- 飲食代の節約
- 買い物の工夫
- ポイントの積極活用
- 節税
まず「お金の管理」ですが具体的には以下のような回答が挙がっています。
- お金を使わない日を作る
- 5週間やりくり節約
- 定期的に決まった金額しかおろさない
- 必要以上に財布にお金を入れない
いずれも、そもそもお金を使うことを制限することで、節約につなげるというものです。ちなみに「5週間やりくり節約」とは1ヵ月を5週間とみなして予算を割り振る節約方法です。実際には、1ヵ月は2月以外4週間と2、3日なので、余った日数分の予算が浮かせられるという仕組みです。
続いて「飲食代の節約」を見てみましょう。
- ランチの予算を安めに設定する
- お弁当を作る
- おかずを多めに作り置きしておく
- 会社に水筒やティーバックなどを持参する
- お酒をなるべく家で飲む
飲食代は地味に積み重なっていくものなので、特別なことをするよりはコツコツと当たり前のことを実践していくことが大事だと考えられます。
次に「買い物の工夫」と「ポイントの積極活用」を見てみましょう。
- 現金ではなく、なるべくカード払いにしポイントをためる
- ポイント5倍デーの日などにまとめて買う
- 単価が高くても、いいものを長く使う
- ネット通販を利用する
買い物をする際は、ネット通販を利用することや、休日に1週間分の食糧をまとめ買いすることで、お金も時間も節約していくことができると考えられます。また、嗜好品を購入する際は、たとえ単価が高くても、いいものを長く使うことを心がけると、結果としてはお金の節約につながります。
また、買い物を行う際に、ポイントをうまく利用することがコツのようです。現金で払おうが、カードで払おうが同じ値段であるため、ポイントがたまるカード払いをうまく利用していくことで効率よくお金を浮かせられるという仕組みです。
最後に「節税」を見てみましょう。
- 医療費控除の利用
扶養や同居の範囲、医療費の対象を正確に調べると、実は確定申告で還付を受けられることもあるようです。同制度と選択適用であるセルフメディケーション税制と合わせて還付が受けられないかを確認すると良いでしょう。また、アンケートには出てきませんでしたが、ふるさと納税の活用も検討してみるといいかもしれません。
上記アンケート結果を見る限りは、特殊な節約術はなく、誰でも実行できるものばかりです。
何にいくら使用したかを常に把握し、日々の出費を抑えることや、昼食代を500円以下に抑えること、基本的にクレジットカード払いにし、ポイントをためることなど、組み合わせるだけでずいぶん節約できると感じられます。
なかには、カットモデルを利用して散髪代をうかせている方もいました。おもしろいですね。
節約を始めてみて、今まで無駄使いだったなと気づいたものは何ですか?
こちらは主なものをまとめてみました。
- 車の所有
- 食事以外のちょっとした飲食物
- 付き合いで行く飲み代
- 大手キャリアの携帯代
- まとめて購入した食料品
多かった意見としては、食事以外のちょっとした飲食が無駄だったという意見です。小腹がすいた時にお菓子等の飲食物をついつい買ってしまいがちなのは皆さまに共通してあるようです。しかし、ちりも積もれば山となるというように、仮に100円台のちょっとした飲食物であったとしても、毎日購入すると月末には大きな出費項目の一つとなっているようです。
逆に、そういった出費を減らすためにまとめて買った食料品が消費しきれず、結果賞味期限が切れてしまうということも多いようです。仕事で疲れて、ついつい惣菜等を買ってしまうこともあるようなので、まとめ買いもバランスが大事と考えられます。車の所有はその最たる例ですが、「使わないなら買わない」が節約の鉄則といえるでしょう。
ストレスなく節約を続けるために工夫していることは何ですか?
こちらも主なものをまとめてみました。
- 旅行やライブ、マッサージなど趣味・娯楽など自分が本当にやりたいことへの出費は惜しまない
- お酒は、飲み方は工夫するが、我慢はしない
- 旅行等における目的地への移動時間は、費用をかけても短縮する
- 週末は外食することでめりはりをつける
どれも共通して言えるのが、好きなことのためにはお金を出し惜しみしないということです。例えば旅行だと、お金を節約し飛行機を利用せず夜行バスで目的地に向かった場合、時間ももったいないし、移動中のストレスや疲れから現地で行動する体力がなくなるため、そこにはお金をかけるという考えです。飛行機代についても安く済ませるために、どこか経由して目的地に向かうのではなく、少し多めにお金を出してでも直行便を利用することが多いそうです。
無理なく節約を続けることが大切
これまでのことから筆者が感じ取った点をまとめてみます。
まず、節約の余地は結構多くあること、次に、始めることでさらなる節約に気がつくこと、さらには、続けるためには使うべきところでお金を使うことが重要であるとわかりました。
例えば、少額のものへの出費などは意識せず使ってしまいがちですが、いざ節約を始めると「使いすぎてたな」と気が付くようです。少額といってもばかにならず、繰り返し出費すると、合計ではかなりの金額になっているということですね。
最後に、お金を貯めるために余計な支出を減らすことは重要です。しかし、何でもかんでも節約すればいいというわけではありません。優先度や重要性などを考慮して使うべきだと思います。
一方で、満足が得られない消費を積み重ねるのであれば、それはしっかりと節約をし、余ったお金を他に回した方がよほど効果的だと思います。 一気に節約せず、普段から無理のない節約を楽しくすることが一番健全な節約になると筆者は考えます。ぜひ皆さまも自身の支出を見直してみましょう。
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