【本体価格高騰】スマホに保険や補償は必要か?選び方やコスパについて徹底解説
2024/11/19
最近のスマホ、高くないですか?
スマートフォン(以下、スマホ)は現代社会において欠かせないツールとなっています。その一方で、スマホ端末の高性能化やコロナ禍に伴う半導体不足で部品価格が上昇したことに加え、2022年以降の急激な円安もあってスマホ本体価格が高騰し、それに伴い故障や紛失、盗難などのトラブルに遭遇した際に発生する費用負担のリスクも高まっています。そこで加入を検討したいのが「スマホ保険」です。本記事では、スマホ保険の必要性や選び方、具体的な保険の種類などを分かりやすく解説します。あなたにとって最適なスマホ保険選びに役立つと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
スマホ保険とは?必要なの?
スマホ保険とは、スマホ本体の故障や水漏れ、盗難・紛失などのトラブルに遭った際、その修理費用や代替機の提供などをカバーする保険で、突然のトラブルの備えとして役立ちます。
2024年3月に実施された内閣府の消費動向調査によると、スマホや携帯電話を買い替える理由の1位は「故障」で、全体の約4割を占めています。しかし、昨今のスマホ端末価格の高騰により、高機能機種は10万円を超えるようになってきました。例えば、2024年に発売されたiPhone 16は、5年前のiPhone 12と比べて約30%(約3万円)の値上げがされています。また、修理費用も高く、iPhone 16の画面のひび割れ修理(前面のみ)は42,800円、水没修理は87,800円(Apple公式サイトより)と高額です。このように、端末本体価格だけではなく、修理費用が高額なことからも、スマホ保険への加入を検討してみるのもよいのではないでしょうか。
【スマホの買い替え理由】
出所:内閣府消費動向調査(令和6年(2024)年3月分調査)をもとにアセットマネジメントOne作成
【iPhone各シリーズの価格推移】
※上記は発売時のApple Storeでの販売価格(最小容量モデル)を表しています。
出所:各種情報をもとにアセットマネジメントOne作成
スマホ保険の選び方やコスパ
選び方のポイントは?
保険料
スマホ保険の費用は、保険の種類やカバー範囲、スマホの機種によって異なります。一般的には月額200円から1,000円程度が相場です。複数の保険プランの料金や補償内容を比較し、自分の予算に合ったものを選ぶのがよいでしょう。
補償内容
スマホの使用状況から、どの程度の頻度で保険を利用する可能性があるかを考えてみるのがよいでしょう。例えば、過去に何度もスマホを故障させた経験がある、子どもが使用することが多いなどの場合は、保険を利用する可能性が高いといえるため、補償のカバー範囲が広い保険を選ぶとよいでしょう。
加入条件
主な条件は、携帯キャリア・購入時期・端末の状態です。
キャリアの条件とは、NTTドコモやau、格安SIMなど特定の通信事業者に限定される制約のことを指します。購入時期の条件とは、購入直後や購入後30日以内などの期間に関する制約を意味します。また、すでに破損している場合は加入ができないなど端末の状態に関する条件も含まれます。
スマホ保険のコスパは?
スマホ保険を選ぶ際には、費用対効果をしっかりと見極めることが大切です。保険料とカバー範囲のバランスを考慮し、自分のスマホの使い方やリスクに合ったプランを選ぶことで、無駄な出費を避けることができます。例えば、月額500円(年間6,000円)の保険は比較的安いと言えますが、過去にスマホを故障させたことがほとんどない、そもそもスマホ自体が安価で修理費用も安いなどの理由があるのであれば、月額500円でもコスパは悪いと考えることもできます。故障するかどうかは結果論でしかないため、自分のスマホ使用状況やリスクに応じて、保険に入るかどうかも含めて最適な選択をすることがコスパのよい選び方と言えるでしょう。
保険や補償の種類
スマホの保険や補償には大きく分けて三つの種類があります。実のところ、スマホ保険は保険会社提供の保険を指すものであり、メーカーや携帯キャリアが提供する補償サービスとは異なります。それぞれの種類について詳しく説明します。
保険会社提供の保険
例: | モバイル保険(さくら少額短期保険)、スマホ保険(Mysurance)など |
メリット: | 比較的安価な保険料で提供されています。また、複数のデバイスを一つの保険でカバーできる場合があります。 |
デメリット: | 通常、修理後に保険会社へ保険料を請求するため、一時的に修理代金等を負担する必要があります。大手3キャリア契約のスマホは加入ができないなどの制約がある場合があります。 |
メーカー保証
例: | AppleCare+(Apple)、Galaxy Care(Samsung)など |
メリット: | メーカー直営のサービスであり、正規部品を使用した修理が受けられるため品質が保証されます。メーカーの専門スタッフによるサポートが受けられるため、安心感があります。 |
デメリット: | 他の保険や補償と比べて月額料金が高額になる傾向にあります。 |
キャリア補償
例: | ケータイ補償サービス(NTTドコモ)、故障紛失サポート(au)など |
メリット: | 契約中のキャリアが提供するため、手続きが簡単で、月々の通信料金と一緒に支払いができます。また、キャリアショップでの対応が受けられるため利便性が高いです。 |
デメリット: | キャリアを変更すると補償が無効になるため、長期的な利用には不向きな面があります。また、キャリアによっては月額料金が高くなることがあります。 |
このように、スマホの故障などに備えるサービスはスマホ保険以外にもあるため、比較した上で検討するとよいでしょう。
スマホ保険の注意点
スマホ保険の補償内容は保険会社やプランによって異なりますが、一般的には以下のような場合は補償対象外となります。
- 故意の損傷 故意にスマホを破壊した場合。保険はあくまで予期せぬトラブルに対する補償であり、意図的な損傷は対象外です。
- 補償期間外の損傷 加入前に発生した不具合や故障、補償期間を過ぎてからの損傷や故障については、補償対象外となります。
- 通常の摩耗・劣化 長期間の使用による自然な劣化。例えば、バッテリーの自然な消耗は多くの場合、補償の対象外となっています。
- 改造や非公式な修理 非正規の修理店での修理や、自己流の改造などは補償の対象外です。
スマホ保険に加入する前に、補償内容と除外事項をしっかりと確認したうえで加入するとよいでしょう。
まとめ
スマホ保険は、スマホの故障や紛失、盗難などのリスクに備えるのに有効なサービスです。自分の使用状況やリスクに応じて、最適な保険を選び、補償内容や費用をしっかりと確認することが大切です。本記事が皆さまのより充実したスマホライフのお役に立てば幸いです。
※記載した企業や製品・サービスの名前は理解を深めるための例示であり、これらへの投資や購入を推奨するものではありません。
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