なるほど投資講座 iDeCoのイロハ⑥ ~運用商品に選択肢
2019/04/05
(「iDeCoのイロハ」は、2017年12月に日本経済新聞におけるアセットマネジメントOne寄稿の連載記事です。)
個人型確定拠出年金(愛称iDeCo)では、申し込む金融機関によって商品ラインアップが異なります。主要な金融機関は大体15~20本程度の商品を取りそろえています。この中には保険や預金などの元本確保型の商品もありますが、大部分は投資信託(ファンド)です。
投資信託を選ぶポイントは分散投資です。値動きの異なる資産を複数持つことで、資産全体の値動きが落ち着き、結果として収益の安定が期待できます。その組み合わせ方法は大きく2種類に分かれます。
投資になじみのない方におすすめなのは、バランスファンドです。バランスファンドとは、複数の資産が組み合わされている、1つの投資信託で分散投資が可能な商品です。「株式70%、債券30%」など決まった組み合わせ・比率を自動的に維持してくれます。組み入れ比率の違いにより「安定型」「成長型」などの運用タイプが用意されています。 中には相場下落時に対応して資産配分を機動的に変えたり、投資金額を減らすなどの機能をもつバランスファンド(リスクコントロール型)もあります。初心者の方はバランスファンドの中から自分に合いそうなものを1つ選び、定期預金と50対50で持ってみると、預金とバランスファンドの運用実績の違いがわかりやすいかもしれません。
投資経験者は、「国内株式ファンド」「外国債券ファンド」などの単一資産ファンドを自分で好きなように組み合わせるのもよいでしょう。わかりやすさ、手数料の安さを重視するのであればインデックス型、より良い運用成績を求めるのであればアクティブ型も含めて運用実績を比較し検討してみてはいかがでしょうか。
なるほど投資講座 iDeCoのイロハ 全7回
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