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みんな海外旅行に行きたい?コロナ禍収束後のニーズを調査しました!

2021/05/06

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新型コロナウイルスの感染拡大により、海外渡航の自粛要請から、1年以上が経過しました。そろそろ海外旅行に行きたくなってうずうずしている人も多いのではないでしょうか。 筆者もコロナ禍前までは1~2年に1度は海外旅行を楽しんでおり、それが日々のモチベーションになっていたといっても過言ではありません。その楽しみが奪われたこの1年。ワクチンの早期の普及、特効薬の開発の進展を祈るばかりです。
現時点で、観光目的で自由に渡航できる見通しは立っていませんね。
今回はコロナ禍収束後の海外旅行へのニーズがどれだけあって、今後どのように考えているか、社内でアンケートを実施してみました。

海外旅行の実態

海外旅行へのニーズを知るため、当社の社員をサンプルにアンケートを取ってみました。回答者は58人です。
まず、コロナ禍前までの海外旅行頻度をみていきましょう。

コロナ禍前の海外旅行頻度

約半数以上の人が1年に1度は海外旅行に行っていたことがわかりました。1年に数回という強者もおり、海外旅行人気が高かったことがわかります。
アンケートによると海外旅行を日々の仕事へのモチベーションにしたという回答もあり、そのために仕事が頑張れたという意見もありました。また、海外旅行自体ももちろん楽しみですが、行き先を決め、ガイドブックを買い、ホテルを選び、何を観て、何を食べようか、など旅行先に思いを巡らせるだけで幸せだったという意見もありました。

海外旅行のニーズ

次はコロナ禍収束後、海外旅行を計画したいか、そしてどのタイミングで海外旅行の計画を立てるのかを聞いてみました。

コロナ禍収束後の海外旅行へのニーズ

海外旅行にすぐにでも行きたい人が約20%、状況をみて行きたい人という人が50%以上と、行きたい人が全体の70%以上を占めています。海外旅行の需要は衰えていないことがわかります。
次はどのタイミングで海外旅行を検討するのか、を聞いてみると、特効薬の開発やワクチンの普及といった回答が多くあがりました。2021年4月時点でのワクチンの接種率は先進国に比べて日本は低く、海外旅行を検討するにはまだ早そうですね。各国ではワクチン普及が渡航解除のトリガーになっていることが多いようです。特効薬の完成よりもワクチン普及や渡航解除が先と考えると、50%弱の人たちが、こうしたタイミングが来たらすぐにでも海外旅行を検討するということがわかりました。

海外旅行を検討するきっかけ

その反面、海外旅行に行きたくない理由も聞きました。やはり回答の多くを占めていたのは「感染症が怖いから」ですが、なかにはコロナ禍で「海外旅行に興味がなくなった」「国内旅行の魅力がわかった」「治安が心配」などの意見もありました。「治安が心配」に関しては、連日報道されているニュースなどから心配な人も多くいるのかもしれませんね。

ちなみに現時点で、観光目的で自由に渡航できる見通しは立っていませんが、日本への入国・再入国・帰国は可能のようです。
しかし、日本への入国には、国籍を問わず、以下のことが必要になります。(出所:厚生労働省のHPより抜粋)

  • 現地出国前72時間以内の検査証明書の提示

  • 空港検疫での検査、並びに14日間の公共交通機関の不使用

  • 自宅等での待機、位置情報の保存・提示

  • 接触確認アプリの導入等について

これらの誓約書の提出が求められています。

海外旅行の行き先

次に先行き不透明ではありますが、コロナ禍収束後に行きたい国を聞いてみました。筆者はハワイと即答ですが、その他の回答はどうなっているのでしょうか。

コロナ禍収束後に行きたい旅行先はどこですか?

ハワイやアジアが人気のようですね。全体の70%弱を占めています。「治安が⼼配」という回答も多かったことから、⽐較的、治安が安全なハワイやアジアのリゾート地をより⼀層好む傾向になったようです。また、コロナ禍で貯まったストレスを発散するために、そういったところでのんびりと過ごしたいと思う⼈もいるのかもしれませんね。

アンケートの最後に海外旅行の魅力について聞いてみたので、回答を一部ご紹介します。

  • 現地の人がどういう生活をしているかを見たい

  • 日本にはない雰囲気を味わいたい

  • 日本と全く異なる世界や生活に触れることで刺激を受けたい

  • 街の散歩やグルメ探索、ワイナリー見学・試飲など、その土地ならではの魅力を味わいたい

  • 世界遺産など観光名所を楽しみたい

  • 見聞を広める地元の人とコミュニケーションを持ちたい

  • 海外にいる家族に会いたい

など、海外旅行に行きたい理由、魅力はさまざまのようです。

最後に

いかがでしたでしょうか。社内アンケートではありますが、現在の海外旅行に対する考え方の参考になったかと思います。
では、世界の人たちの海外旅行ニーズはどのようになっているのでしょうか。2020年6月に政府系金融機関の日本政策投資銀行と日本交通公社が行ったアンケートによると、コロナ禍収束後に行きたい国・地域ランキングで、日本は圧倒的な強さで1位となったそうです。その理由としては、「食事がおいしい」「行きたい観光地があるから」などの回答もありますが、「清潔だから」の回答も多く、新型コロナウイルスで人々の意識もかわってきているのかもしれません。
コロナ禍収束後も私たち人間とウイルスの戦いは続きます。マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの徹底などが求められている昨今ですが、それを当たり前のように行っている多くの日本人の姿を世界の人たちはみているのかもしれませんね。コロナ禍収束後にたくさんの世界中の人たちが日本を訪れてくれるよう、対策を今後もしっかり続けていきたいものです。
そしてコロナ禍が1日も早く収束し、世界中の人たちが、行きたい国に自由に行き来することができる以前の姿に戻ることを心から願っています。

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