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なぜ投資をしないの?実は自分に合った金融機関をしっかり選びたい (座談会後編)

2022/09/30

ふやす

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運用会社の社員を集めた座談会第2弾を開催しました!
第1弾では投資をしている社員を集めて「投資赤裸々体験談」を語ってもらいました。そして、今回の第2弾では「投資信託を買ったことがない」あるいは「買ったことがあるけど今は持っていない」社員に集まってもらいました。

前編では、「投資信託が身近な存在である当社社員が投資信託を持たない理由は、投資の第一歩を踏み出すためにクリアしなければならないハードルに通じるものがあるのではないか」と筆者は期待しつつ、「なぜ投資信託を買ったことがない、持っていないか?」から座談会がスタートしました。そして、話を深掘りしていくうちに、参加した社員全員が投資に対しては前向きな一方で、口座開設が大きなハードルになっていることが分かりました。また、それを超えるためには販売会社の提案が必要ということも。

後編では、「周りの人はどうなの?」からスタートします。

周りで投資の話は出る?それについてどう感じる?

筆者筆者

前回、投資をしている社員を集めた座談会では、周りがやっていたから自分も始めたという人が多かったんです。確かに、金融機関の人に言われると身構えてしまうけれど、周りから投資の話を聞くと自然と入ってくるってことはありますよね。皆さんの周りで投資を始めた人いますか?

さちさんさちさん

私の周りにはいないですね

りんさんりんさん

友達が投資を始めました。子どもが生まれて、だいたいのライフプランや考えなければいけないことも色々見えてきたみたいです。「子どもは何人欲しいから、そうすると今の資産では足りないよね。じゃ、増やさないとな。」と考えたそうで、それで私に相談しにきてくれました。債券ってなに?株と投信って何が違うの?といった基本的な話はできたので、おそらくその後は金融機関に行って始めているのかなと思います。こういうことがあると、「やっぱりみんな色々考えて投資始めているんだな」という影響を受ける感覚はあります。

筆者筆者

「じゃあ、自分も投資を始めてみようかな」と思いましたか?

りんさんりんさん

いや、始めたいとはいつも思っているんです(笑)

筆者筆者

では、お友達の話を聞いて、意識は変わりましたか?

りんさんりんさん

友人の話を聞いていると、わたしも子どもが欲しいと思っているので、同じように自分も足りなくなってくるのかなという考えは出てきました。

らえさんらえさん

私の周りでは、投資についての話題は出ないですね。

さちさんさちさん

私も出ないです。

もっしーさんもっしーさん

僕の周りには頻繁に飲みに行って使う人ばっかりなので、投資の話題が出ても響かないですね。僕もそういうタイプです。どちらかというとお金があるうちに使いたい。今と70歳80歳ではできることが違ってくると思うので、同じ金額でも価値が違うと考えています。だから、使える時に使いたいし、投資する方に向かないんだと思います。

らえさんらえさん

私もそう思います。子どもがいないので残す必要はなくて、夫婦二人で楽しく過ごすことを考えています。お互い毎月貯金、個人年金保険もやっているので、働いていれば普通に生活もできるし、将来は大丈夫なのかなと思っています。「将来、この時期にはこれくらいある」というのが見えているので、老後は細々でも問題なくやっていけるのかなと。だから、敢えてリスクを取って今後大きく増やす必要性を感じていません。今で十分というか、旦那と旅行行ったり、飲みに行ったり、今が十分楽しいので、これ以上はリスクを取ってまで贅沢はしなくていいと思っています。

筆者筆者

将来が心配な人はいますか?

みらさんみらさん

心配です。iDeCoをやっていますが、積立額は毎月2万円なので。

筆者筆者

今から毎月2万円なら、これから30年ほどあるから十分じゃないですか?

みらさんみらさん

足りる・足りないというのは個人の感覚だと思いますが、子どもが生まれたり、旦那か自分のどちらかが働けなくなったらとか、今の状態が途絶えてしまったらどうしようと、色々な可能性を考えると不安になります。

最近の口座開設方法を説明…意外と簡単!?

筆者筆者

改めて、口座を開いたらやりたいと思う人は多そうなんですけどね。

もっしーさんもっしーさん

やれば増えるんだろうなと思う。でも、めんどう。

筆者筆者

いや、今は本当に申し込みが簡単になったみたいですよ。スマホで、身分証明書の写真を撮ってアップロードして、ネットで入力してそのまま申込みができるんですよ。

もっしーさんもっしーさん

え?それでできちゃうんですか?簡単ですね。

筆者筆者

はい。意外に簡単ですよ。マイナンバーは必要ですが、マイナンバーカードまでは不要で、番号さえわかっていれば大丈夫です。マイナンバーがあれば、自宅で申し込みが完結します。

もっしーさんもっしーさん

1週間で口座あけられますか?

筆者筆者

どのくらいかな。そんなにかからなかったイメージです。マイナンバーさえ知っていれば、ネットの入力も10分、20分くらいで終わったと思います。

べねさんべねさん

知人に勧められたクレジットカードをネットで申し込んだことがあります。
そしたら、自宅に届いた申込用紙を記入して送り返さなくてはいけなかったみたいで…。結局、めんどうでやめたことがあります。それ以来「口座開設はめんどう」と思い込んでいたのですが、そんなに簡単だったら開設してもいいかもしれないです。

もっしーさんもっしーさん

今それを聞いて口座開設しようかなって思いました。世間一般でも知られてないんじゃないですか?

みらさんみらさん

私は早く開設できるってことは知っていました。

りんさんりんさん

私も結構簡単にできるってことは知っていましたが、具体的にどうやるかまでは知らなかったですね。今聞いて、みんな手軽にやってるみたいだし、そんなに面倒くさくないのかも、と思いました。

筆者筆者

今は口座開設がここまで簡単にできる事実、重要ですね。周知させたいと思いました。

実は、ネックは「金融機関選びの大変さ」だった

りんさんりんさん

当社は資産運用会社なので、投信を買うのが怖いという人はほとんどいないと思います。でも、一般的には私たちのようにめんどうと思うだけでなく、色々複合的な理由で投資をしないのではないでしょうか。

さちさんさちさん

私も怖いというのはないですが、どこで口座開設をしたらよいかで迷っています。「イエス」「ノー」で答えてわたしにあった金融機関が選べるサイトなどがあったらいいなと思います。“手続き超簡単金融機関”、“コスト重視金融機関”、“じっくり相談できる金融機関”、“報告が充実している金融機関”とか特徴を分かりやすく分類して、「あなたに合った金融機関はこれ」と示してくれるようなサイトです。そうやって客観的に開くべき金融機関を決めてくれたら決めやすいかなと。

筆者筆者

金融機関のどこを重視するかは、人それぞれですね。ポイント投資やクレジットカード決済で投資ができるといったサービスが充実したネット専用の金融機関がいいと思う人もいれば、自分が年を取って家族がお金の管理をするような事態が起きた時にきちんと相談ができる窓口がある金融機関を選ぶ人もいます。

みらさんみらさん

私は窓口がある金融機関派です。旦那は複雑な対応はできないと思うから、きちんと対応してくれるところにまとめたいと思う。

さちさんさちさん

今の話を聞いて、自分にとって何がめんどうなのかがわかりました。口座開設そのものがめんどうではなくて、色々な会社の中から特徴を比較検討するのがめんどうと思ってやってないんだと思います。ちゃんと比較しようと思うから、そこでつまずいてしまっています。

りんさんりんさん

私もさちさんの考えていることわかります。金融機関に限らず、何もないところから何をやればよいか考えるのって大変ですよね。どんな投資方法がよくて、どんな制度があって、NISAを始めるかどうか、ETFに投資するかどうか、みたいな。さらに、その考えに合う金融機関はどこを選ぶべきか、しかも、途中で制度変更に応じて口座を変更するのは難しいだろうから、後で後悔したくないし…みたいなことを考えて色々比較検討すると、それはもう、めんどうですよ!でも、「えいや」っと始めるのはさすがに不安で。自分に一番合う口座、後悔しない口座を選ぶときの裏付けを探すのが大変だと感じるから、二の足を踏んでいるのだと思います。

もっしーさんもっしーさん

そういう人もいるんですね。私は金融機関を選ぶことはそんなにハードルにならないかな。今日手続きが簡単にできると分かったから始められそう。

筆者筆者

口座開設の手続き以外だと、投資を始めるためには「金融機関選びの大変さ」がネックになる人もいるってことですね。後、一般的には「投資に対する恐怖」というのも当然あると思います。

座談会が始まった当初は、皆一様に、「口座開設がめんどう!」と口をそろえていましたが、話を聞くと、「めんどう」にも色々な種類があることがわかりました。「事務手続きがめんどう」と思っていた参加者の中には、最新の手続方法を知らなかった人もいて、やり方を説明すると、「そんなに簡単なら開けてみよう」と心境が変化しました。また、よくよく話を聞くと、実はめんどうなのではなく、真剣に取り組もうと思うからこそ、悩む要素がたくさんあって口座開設まで至らないという参加者もいました。

今回の座談会を経て、多くの金融機関で口座開設が非常に簡単にできるようになっていることをとにかく多くの方に知ってほしいと思いました。また、金融機関選びのポイントも今後伝えていきたいなと思います。

投資リスクについての考え方も非常に興味深かったです。というのも、筆者は老後には資金が多くあればあるだけいいと考えるタイプなので、老後のライフプランを想定した上で、「このまま働ければ十分楽しく生きていけるから、リスクを取ってまで大きく増やさなくてもいい」という姿勢には大変驚きました。逆に、「楽しく生きていくための資金が不足するのであれば、それを補うための最低限の投資はやっぱり必要ではないか」とも改めて思いました。参加者は運用会社社員であったこともあり、投資が怖いと思う人はいませんでしたが、そうでない方にとって、こうした投資リスクとの向き合い方は参考になるのではないかと思います。

この記事を読んで、ご自身の投資を始められないハードルに気づいていただけたら幸いです。そして、それを解消してぜひ投資への一歩踏み出してみましょう!

最後に後日談で締めたいと思います。実は、この座談会の後、らえさんとさちさんが投資への一歩を踏み出しました!

口座開設がとにかくめんどうと話していたらえさんは、マイナンバーカードを作ったのがきっかけで、つみたてNISAを始めたとのこと。マイナンバーカードがあると口座開設がとても簡単にできたと報告してくれました。また、友人に強く勧められてふるさと納税も始めたんだとか。今では返礼品が届くのが楽しみで、その友人と返礼品を持ち寄って飲み会をすることもあるそうです。

金融機関選びで悩んでいたさちさんは、口座開設がやっとできたと報告がもらえました。まだ開設できたところまでで満足してしまっているとのことですが、年末までに商品選定までこぎつけたいと決心していました。

今回の座談会が参加者にとっても変わるきっかけとなったようでうれしい限りです。

■座談会第2弾:なぜ投資をしないの?

■座談会第1弾:投資をまだ始めていない若い人たちへ、投資を始めてみませんか

■金融機関選びに迷ったらまずはこちら

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