銀行口座はいつから作れる?子供名義の口座の作り方やメリットをご紹介
2020/12/30
銀行や郵便局に口座を作りお金を預ける、ということは日常生活を送るために必要なことかと思いますが、いったいいつから銀行口座は作れるのでしょうか。子供名義で銀行口座を作りたいけど「そもそも未成年者は開設可能なのか」、「どうやって開設するのか」など疑問に思っている方も多いかと思います。
今回は子供名義の口座の作り方、そして、メリットや注意点など覚えておきたいことなどをご紹介していきます。
銀行口座はいつから作れるの?
新しい家族が増えたら、その子の将来のためにも貯金をしてあげたい、と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。その方法のひとつとして、子供の口座を作るということが挙げられます。
では、実際いつから口座を作ることができるのでしょうか。
結論から言いますと、0歳からでも口座を作ることができます。戸籍があれば作ることができるのです。
とはいえ、生まれたばかりの赤ちゃんが自分で口座を作ることができる訳がありません。実際に手続きができるのは親権者法定代理人(母親、父親等)ということになります。
子供名義の口座の作り方は?
それでは、子供名義の口座を作るには何が必要になるのでしょうか。基本的に用意するものは以下の通りです。
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子供の本人確認書類
子供の健康保険証、マイナンバーカードなどの子供の現住所が記載されている本人確認書類が求められます。 -
親権者の本人確認書類
親権者の運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなどの本人確認書類が求められます。 -
親権者であることが分かる書類
母子手帳や子供の健康保険証など、法定代理人の証明になる書類が求められます。 -
届出印(銀行印)
どんなメリットがあるの?
それぞれの思いがあって子供の口座を作るかと思いますが、そもそもどんなメリットがあるのでしょうか。いくつかご紹介したいと思います。
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生活費と分けて管理できる
お給料が振り込まれる口座といっしょに子供の貯金があっては管理が難しく、いつの間にか使っていたという事もあるかもしれません。子供の口座を作ることで、生活費と分けて、教育資金など子供のために使うお金を別にすることができます。 -
お金の大切さを知る
子供に通帳を渡すことで、自分でお金を貯め、使うと残高が減るという実体験がお金の大切さを知る学びのひとつとになるかもしれません。 -
将来子供に渡すことができる
子供がある程度の年齢になった時、子供へのプレゼントとして使うことができます。お年玉、七五三、お誕生日など、様々なイベント毎に周りから頂いたお祝い金を貯めておいて将来子供に渡すことができます。周りからこんなにも愛情を注がれていたという事を示す機会にもなるのではないでしょうか。
気をつけておきたい注意点
子供のためと思って出来るだけ貯金をしてあげよう、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこには注意しておきたいポイントが潜んでいます。「贈与税」がかかるかもしれない、という点です。子供の口座は子供が小さいうちは親が管理するケースが多いかと思いますが、毎年コツコツとお金を貯めたにも関わらず、いざ子供に渡そうと思った時、贈与税がかかると気づいたら残念ですよね。年間110万円を超えると贈与税がかかるため注意しなければなりません。例えば、子供のために毎年コツコツと貯めて、300万円になったものを一度に渡す場合は、1年間に110万円を超えるため、贈与税がかかります。子供名義の口座とはいえ、親が管理するうちは、その貯金は親のものとみなされるため、子供に渡す時は気をつけなければなりません。
子供名義の口座を持つことによって、将来その子供にかかる教育資金の管理がしやすくなる、貯金がしやすくなる、などのメリットが期待できます。その一方で、贈与とみなされるなど、注意しておきたいこともあるため、メリットと合わせて注意点もしっかりと把握しておきたいところです。
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