はじめての資産形成アシスタント
「貯める」から「育てる」へ。
投資信託で資産を「育てる」
投資信託とはなにか

3-3

投資信託の購入を検討する上でまず知っておくべきことは?

投資信託を保有する際にはリスクが存在すること、そして購入・保有する際にどんな費用がかかるかをおさえておきましょう。

投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。また、投資信託は預貯金と異なります。

主なリスク要因

イメージ:投資信託の変動要因

株価変動リスク

景気動向見通しの変化などから株式市場が変動することにより生じるリスク

金利変動リスク

政策金利の変動などから、金利が変動した際に、債券などの価格が変動するリスク

信用リスク

発行体の財政や企業が業績の悪化、経営不振に陥った際に、株や債券などの有価証券の価値が下落するリスク

カントリーリスク

投資先となっている国(地域)の政治・経済・社会・国際関係等の不安定性に起因して資産価値が変動するリスク

為替変動リスク

為替相場の変動により、外貨建資産の価格が変動するリスク

流動性リスク

市場規模、取引量、取引規制などにより十分な流動性のもとで取引を行えず、市場実勢から期待できる価格どおりに投資する資産が取引できないリスク

上記のリスク以外にも、さまざまなリスク要因があります。個別の投資信託のリスクは目論見書や販売用資料などでご確認できます。

まとめ

投資信託には投資する資産に応じてさまざまなリスク要因があります。
目論見書や販売用資料などには「投資リスク」というページがあり、個別の投資信託ごとに確認できます。
投資信託を選ぶ際には、どのようなリスク要因があるのかをしっかり確認することが大切です。

購入時から換金時までにかかる費用(例)

投資信託を購入・保有する際の費用には、購入時や換金時にかかる販売会社に支払う手数料など(直接費用)の他にも、保有期間中に信託財産から支払われる手数料(間接費用)があります。

    • 購入時手数料(直接費用)
    • 信託報酬(間接費用)
    • 監査報酬(間接費用)
    • 組入有価証券の売買手数料など(間接費用)
    • 信託財産留保額(直接費用)
    • 換金時手数料(直接費用)

投資信託の主な費用一覧

費用名 費用の内容
購入時手数料
  • 投資信託を購入する際に販売会社に支払う手数料です。
  • 通常、基準価額に一定の手数料率をかけて算出されます。
信託報酬
  • 投資信託の運用・管理などにかかる費用です。
  • 投資信託の保有中に、投資信託の中から支払われます。
監査報酬
  • 投資信託は原則決算ごとに、監査法人などから監査を受ける必要があり、その監査に要する費用です。
組入有価証券の売買手数料
  • 投資信託で組入れている有価証券売買時に支払う売買委託手数料などで、投資信託財産から支払われます。
信託財産留保額
  • 投資信託を中途解約する際、信託財産に留保するお金のことです。
  • 徴収される投資信託と、されない投資信託があります。
換金時手数料
  • 換金時に手数料を徴収する場合があります。

※上記は投資信託の主な費用でありすべてを説明しているものではありません。

まとめ

投資信託の中にはお客さまから直接いただく費用の他に、信託財産から徴収されるためお客さまからは目に見えない費用があります。
投資信託を購入・保有する際には、目に見えない間接費用も意識することが大切です。

投資信託とはなにか

3

動画でわかる資産形成

  • 第一話:資産形成はなぜ必要?
    2018/10/01公開
  • 第二話:投資信託って何?
    2018/10/01公開
  • 第三話:投資信託についてもっと知りたい
    2018/10/01公開
  • 番外編:資産形成をする上で大事なことは?
    2018/10/01公開