「バズらせる仕事」SNS運用代行とは?…SNS時代の到来でニーズが急上昇!
2024/07/17

SNSが若者文化として普及したのはもう10年ほど前のことで、今やSNSは皆さまの生活に浸透し、インフラのような役割を担う存在になってきています。企業の販売戦略もインターネットを利用したものへ移行し、企業のSNSでの認知拡大、顧客へのアプローチは急務となりました。そこでニーズが急上昇したのが、SNSアカウントの運用代行サービスです。本記事では、このような社会背景から需要が急増した「SNS運用代行」という業態について、今後の成長性や仕事としての魅力までわかりやすく解説します。
SNS運用代行サービスとは?
SNS運用代行とは個人や企業のSNSアカウントの運用をプロに委託することを言います。委託される側は企業と個人どちらのケースもありますが、一口に運用と言っても、単に投稿コンテンツを作成するだけでなく、インフルエンサーのキャスティングやアカウントの効果測定など係る業務は多岐にわたるため、それら業務を包括的に代行できるのは主に企業と言えるでしょう。特に、企業の公式SNSアカウントなど、重要なアカウントについてはSNSに強いネット広告代理店などに運用代行を依頼するケースが多いようです。
多くの企業がSNSアカウントを開設し本格的に運用を始めたのはここ数年のことであり、人材もノウハウもないためにプロジェクト自体が停滞してしまうことも少なくありません。そういった事態を回避し、より確実に成果に繋げるという目的のもと、専門チームに運用を任せたいというニーズが非常に高まっているのです。
具体的な仕事内容は?
例えば、「インスタに写真をアップする仕事」というと、なんだか限定的で会社として成り立つのかと違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、SNS運用代行の業務内容はアカウント作成からコンテンツ制作、レポーティングやキャンペーン施策をはじめとするコンサルティング、アカウント運用の内製化支援などSNS領域において多岐にわたります。
運用業務のうちの一部を依頼されることもあれば、アカウント作成から分析まで丸ごと引き受けることもあるため、相手の予算によってグラデーションのある提案ができるのも特徴です。多額の予算を投入できる企業なら、アカウントの立ち上げからインフルエンサーのキャスティング、ソーシャルメディア広告まで運用の全てを包括的にサポートできますし、予算が少ない場合ですと、投稿のフィードバックのみを提案することもあります。また、最近では内製化のサポート依頼も増えており、企業のSNS担当者にコンテンツ制作の基本から投稿の分析方法までレクチャーするというケースもあります。企業のニーズに応じて、サービス内容を組み合わせてオーダーメイドのサービスを提供することができるのもSNS運用代行の仕事の魅力です。
市場規模は?
このように、近年需要が急増しているSNS運用代行サービスですが、具体的な市場規模はどれほどのものなのでしょうか。サイバー・バズ/デジタルインファクトの調査によると、国内のソーシャルメディアマーケティング市場は2023年の1兆899億円から2027年には約1.7倍である1兆8868億円にのぼると予測されています。
SNS運用代行サービスはアカウントの運用戦略ごと関わるため、このソーシャルメディアマーケティング市場に内包されている「ソーシャルメディア広告」「インフルエンサーマーケティング」「キャンペーンプランニング」などあらゆる分野で企業に対してアプローチをかけることができるという強みがあります。
国内 ソーシャルメディアマーケティング
市場規模推計・予測(2020年-2027年)
出展:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ。同社のデータをもとにアセットマネジメントOne作成
※上記は過去の情報に基づく試算であり、将来の結果を保証するものではありません。
SNS運用代行会社の将来性は?
国内外に関わらず、Instagram、TikTok、X、YouTubeなどSNSプラットフォームのユーザー数が急増している中で、ソーシャルメディアにおけるマーケティング活動は、企業にとって必要不可欠なものになりつつあります。SNSは、一般ユーザーから好意的な認知を得ることができれば、企業や商品に興味があるユーザーにピンポイントで商品の訴求ができるとても有効な宣伝方法です。
一方で、今までは自社のオウンドメディア上に掲載されていた投稿が、ユーザーを楽しませることを目的としたコンテンツと同じプラットフォーム上(Instagram、TikTokなどのSNS上)に掲載されることや、ユーザーとの双方向的なやりとりの対応など、SNSアカウントの運用はこれまでの広報活動の常識が通用しない場面も多々あるのもまた事実です。そういった企業のお困りごとをピンポイントで解決してくれる手段として、アカウント運用を代行してもらうという選択肢は、これからますます有力なものになっていくのではないでしょうか。
おわりに
SNS運用代行サービスは、近年のSNSプラットフォームのユーザー数の急増に伴い年々需要が増していく業態であると期待されています。「インスタ映え」が流行語となった頃は、SNSは若者文化というイメージが強くありましたが、今では30代以降のユーザー数も増えており、企業がSNSで自社商品の宣伝をすることで得られる成果もまた大きなものになっていっています。SNS全盛の現代、その最先端を走り続ける企業に注目してみるのも面白いのではないでしょうか。
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