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アセットマネジメントOne

なるほど投資講座 iDeCoのイロハ③ ~退職所得控除に魅力

2019/02/08

ふやす

(「iDeCoのイロハ」は、2017年12月に日本経済新聞におけるアセットマネジメントOne寄稿の連載記事です。)

個人型確定拠出年金(愛称iDeCo)は掛け金の所得控除の他にも魅力的な税制優遇があります。所得のない専業主婦(夫)にとって魅力的なのは、受給時に退職所得控除が受けられることです。
会社員は退職金を受け取る際、退職所得控除の枠を超える金額に対し、所得税がかかります。一方、専業主婦(夫)には会社から受け取る退職金がないので、退職所得控除の枠をめいっぱいiDeCoで利用することが出来ます。
iDeCoに加入している場合は、加入している期間を退職所得控除の算出に使用します。まるで「iDeCo株式会社」に勤めているかのようですね。専業主婦(夫)の年間掛け金上限額は27万6000円ですが、退職所得控除額は、年額40万円(20年を超える期間は年額70万円)。よって、60歳以降の受取時にある程度運用益が出ていたとしても、非課税の枠内に収まる可能性があります。専業主婦(夫)である配偶者にもiDeCoに加入していただき、ご夫婦それぞれ退職所得控除のメリットを受けられてはいかがでしょうか。ただし、iDeCoの掛け金を含め贈与を受ける総額が大きくなると贈与税がかかる可能性があります。また、掛け金を拠出している期間は所得控除の恩恵はなく、口座管理料がかかることには注意が必要となります。
所得の有無にかかわらずもう一つiDeCoが魅力的なのは運用益が非課税になることです。銀行窓口で投資信託を購入した場合は購入時手数料、信託報酬がかかり、売却した際も運用益の20%が税金で引かれますが、iDeCoの場合、購入時手数料は無料、信託報酬も窓口購入より低い商品が多く、売却した際も運用益は非課税です。手数料が安く、税金が引かれない分、将来受け取るお金が大きくなる可能性があります。

退職所得控除額早見表
勤続年数
(加入年数)
退職所得控除額
10年 400万円
20年 800万円
30年 1500万円
40年 2200万円
[計算式]
勤続年数20年以下=40万円×勤続年数
勤続年数20年超=800万円×70万円×(勤続年数-20年)
※ただし最低額は80万円

なるほど投資講座 iDeCoのイロハ 全7回

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