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なるほど投資講座 iDeCoのイロハ⑤ ~積立投資に魅力

2019/03/19

ふやす

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(「iDeCoのイロハ」は、2017年12月に日本経済新聞におけるアセットマネジメントOne寄稿の連載記事です。)

個人型確定拠出年金(愛称iDeCo)の説明をすると「節税メリットが大きいから興味はあるけど投資は怖い…」という声を良く耳にします。その場合「定期預金なども選べるので、まずは節税メリットを享受して運用は後々考えたらいかがですか」とご案内しています。しかしiDeCoほど投資を始めるのに適した制度はありません。
ポイントは、毎月同じ金額を投資する「積立投資」が原則の制度であることです。ある商品の価格が1000円から1500円、500円と変動したと仮定します。それぞれの価格で「10個ずつ買う(図表のA)」と「1万円ずつ買う(B)」では投資効果が違います。どちらも購入総額は3万円ですが、前者の平均購入単価は1000円に対し、後者は817円と安く買え、利益は出やすくなります。
投資は安く買い、高く売るのが定石です。いかに安い時に多く買えるかが勝負の分かれ目ですが、いつが安いときなのか見極めは難しいです。タイミングを計らずとも安い時に多く、高い時に少なく購入することになる“積立投資”は効率的な投資手法といえます。
積立投資は一本調子に価格が上がるケースには不利ですが、金融商品の価格は上下に変動するものです。値動きのある金融商品で60歳まで引き出せない長期投資だからこそ、この手法がいきるのです。
さらに銀行窓口で購入するのと異なり、iDeCoでは投資信託の購入時手数料はかかりません。信託報酬なども窓口で買うより安いものが多いうえ、得られた利益は非課税です。コストを最小限に抑えながら利益は最大限に享受し、積立投資で効率的な資産形成ができるのはiDeCoの魅力です。

金額を均等に購入すると平均購入単価は下がる

A:数を均等に購入B:金額を均等に購入
1,000円×10個=10,000円
1,500円×10個=15,000円
500円×10個= 5,000円
1,000円× 10個=10,000円
1,500円×6.7個=10,000円
500円× 20個=10,000円
1,000円で売却した場合
A:(1,000円×30個)-3万円=±0円
B:(1,000円×36.7個)-3万円=+6,700円

なるほど投資講座 iDeCoのイロハ 全7回

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