勝つためにまず
負けないこと、
それが出発点
澤頭 寛
- リスク抑制世界8資産バランスファンド
(愛称:しあわせの一歩) -
設定日:2016年10月24日
商品分類:追加型投信/内外/資産複合
投資対象:国内外の公社債、株式、リート
澤頭 寛さわがしら ひろし
ソリューション戦略運用グループ ファンドマネジャー。2002年にみずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)入行、20年以上の運用経験を有する。2007年からのニューヨーク勤務時に本格的にクオンツ運用業務に携わり、以来一貫してバランス型ファンドをはじめクオンツ運用に従事。
私の投資哲学
分散を徹底的に追求する
当ファンドは国内外の債券・株式・リートを投資対象とし、基準価額の変動リスク*を年率2%程度にコントロールしながら市場下落局面でも負けにくい安定的な運用を目指すバランス型ファンドです。バランス型ファンドの多くは、分散効果の獲得を謳っていますが、一体どのようにしたら分散効果を最大限享受できるのかを考えた末に辿り着いたのが、「変動要因」に着目した分散です。変動要因からファンドが受ける影響を分散させることで、特定の要因でファンド全体として大きく影響されにくくなることを目指しています。「分散を徹底的に追求すること」が設定来で大切にしてきた考え方です。
勝つためにはまず負けないこと
一度大きく負けてしまうと、取り返すのは非常に大変です。だからこそ、基本配分戦略で徹底した分散投資を追求し、機動的配分戦略でより負けないようにブラッシュアップをしています。大きな勝ちを狙うのではなく、大きな負けを避ける工夫をしながら、コツコツと収益を積み上げることを目指します。機動的配分戦略では、日次で相場判断を行い、リスクが高まったと判断した資産カテゴリーについて、機動的に売却します。なるべく早めに危機を察知する、また感情に流されないよう、システマティックに判断を行っています。大きく負けてしまうことを避ける工夫をすることで、中長期的に安定したリターンを獲得できると考えています。
*上記数値は目標値であり、常にリスク水準が一定であること、あるいは目標値が達成されることのいずれを約束するものではありません。また、上記数値は当ファンドの長期的なリスク水準の目標を表すものであり、当ファンドが年率2%程度の収益を目標とすることを意味するものではありません。上記数値が達成されるかどうかを問わず、実際の運用成績がマイナスとなる可能性があります。
投資家のみなさまへ
投資初心者の方や、預金などの元本が保証されたものから運用に資金を回される方は特に、大きく負けることが怖いと感じる方が多いと思います。また、投資経験者の方の中には、株式などの日々の値動きに疲れている方もいらっしゃるかと思います。当ファンドは、「徹底した分散」と「機動的な資産変更」といった負けないためにどうすればよいかを考え抜いた戦略で運用しています。そのため、値動きとしては、大きな勝ち負けをするというよりも、コツコツと勝ちを積み上げることを目指しています。投資初心者の方の第一歩目として、また投資経験者の方の資産形成のコアとして、当ファンドをご活用いただければ幸いです。
※しあわせの一歩は投資のソムリエと同じ運用手法ですが、目標とするリスク水準が異なっており、お客さまのリスク許容度に合わせてご検討ください。
印象的な出来事
コロナ・ショック 2020年
何があった?
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に、景気の悪化懸念が高まり、2020年2月下旬以降、世界各国の株式やリート等が大きく下落しました。
その時、どう動いた?
株式が下落する前の2月上旬の時点で、株式等で構成するリスク性資産*の配分比率は30%超の水準でした。しかし、2月の下旬には約半分程度を売却、3月の初めには、可能な限り売却し、配分比率を大きく引き下げました。当ファンドにおいて安全資産とする国内債券、先進国債券についても一時的に、配分比率を引き下げ、マーケット全体の下落に備えました。マーケットのリスクの高まりを察知し、思い切って資産配分を変更したことが、結果的に大きくプラスに働き、2月・3月のマイナスリターンを最小限にとどめることができました。
*当ファンドにおけるリスク性資産は、国内株式、先進国株式、新興国株式、新興国債券、国内リート、先進国リートです。
直近の受賞歴等
- R&I ファンド大賞2021(投資信託/バランス比率変動型(債券中心) 優秀ファンド賞)
- R&I ファンド大賞2020(投資信託 バランス比率変動型(債券中心) 最優秀ファンド賞)
「R&Iファンド大賞」は、R&Iが信頼し得ると判断した過去のデータに基づく参考情報(ただし、その正確性及び完全性につきR&Iが保証するものではありません)の提供を目的としており、特定商品の購入、売却、保有を推奨、又は将来のパフォーマンスを保証するものではありません。当大賞は、信用格付業ではなく、金融商品取引業等に関する内閣府令第299条第1項第28号に規定されるその他業務(信用格付業以外の業務であり、かつ、関連業務以外の業務)です。当該業務に関しては、信用格付行為に不当な影響を及ぼさないための措置が法令上要請されています。当大賞に関する著作権等の知的財産権その他一切の権利はR&Iに帰属しており、無断複製・転載等を禁じます。「投資信託部門」では、2020、2021年3月末における3年間の最大ドローダウンが下位75%のファンドを対象に、2020、2021年3月末における3年間のシャープ・レシオによるランキングに基づいています。
※上記評価は、過去一定期間の実績を分析したものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
当ウェブサイトの図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の動向を示唆あるいは保証するものではありません。また、将来の市場環境の変動等により運用方針等が変更される場合があります。
*見解は2021年9月時点のものであり、市場動向等の変動により予告なく変更される場合があります。