キッザニア オンラインカレッジ「ファンドマネジャー」コース 子どもたちの投資の疑問は?
2025/04/03

キッザニア オンラインカレッジ「ファンドマネジャー」コースのワークショップ、「楽しみながら学ぶ投資の世界」を2025年3月2日に開催し、小学校高学年・中学生の29名が参加しました。このワークショップは2024年5月に続いて2回目の開催です。定員30名に対して、前回の応募者は小学生90名ほどでしたが、今回は200名以上に増え、中学生からの応募もあり、投資への関心の高まりを実感しました。
Zoomで参加した子どもたちは、現役のファンドマネジャーと一緒にお金に関するクイズやファンドの運用体験に挑戦しました。ワークショップの終盤では、20を超える質問が次々と寄せられました。ここでは、子どもたちの素朴な質問の中からいくつかピックアップしてお答えします。ファンドマネジャーや投資について知りたい小学生や中学生の皆さん(もちろん大人の方も)、ぜひお読みください!
質問:ファンドマネジャー・運用会社の仕事編
- Q:ファンドってどんな会社に投資しているの?
- A:例えば食品の会社や自動車の会社など、いろいろな会社に投資しています。100以上の会社に投資するファンドもあって、多くの会社のことを調べています。
- Q:海外の会社の人にはどうやってお話を聞いているの?
- A:海外の会社とは、オンラインでお話を聞くことが多いです。他には、海外の会社の人たちから日本に来てくれることや、ファンドマネジャー自身が海外出張に行って会社の人たちに会うこともあります。
ワークショップに出演いただいた現役ファンドマネジャーの甲斐さんが、先日実際に行かれたオーストラリアへの出張について教えてくれました。
2025年3月に、オーストラリアのシドニーとメルボルンに10日ほど行き、20社以上の様々な会社を取材してきました。例えば、スーパーマーケットチェーンを運営している会社やメキシカンレストランの会社では、会社の人に取材するだけでなく、実際に足を運んでお店を見てみたり、ご飯を食べたりしました!メルボルンにある医薬品の卸売業をしている会社では、物流センターを実際に見学しました。そこでは、大量の薬が箱につめられ、ベルトコンベアーで移動している様子を見ることができました。
実際に見たり体験したりすることで、会社のことをより深く知ることができます!
- Q:運用会社ってどこで儲けているの?
- A:お客さまから預かったお金の一部を「ファンドを運用する」代金としていただいています。ファンドマネジャーの仕事は、お金の専門家として、多くの会社を調べてどこに投資するかを決め、お客さまに代わって、預かったお金を増やすことです。運用会社は、その代金として、お客さまから預かったお金の一部をいただいています。
質問:投資への疑問編
- Q:投資とギャンブルって同じじゃないの?どう違うの?
- A:集められたお金自体を増やす仕組みがあるのが投資、ないのがギャンブルです。2つの仕組みを分けて考えてみましょう。
<投資>
会社が投資されたお金を使って成長すると、その会社のお金が増え、投資したお金も増えます。投資には、会社と投資した人の両方に良い結果をもたらし、社会全体を豊かにする力があります。
<ギャンブル>
集められたお金の一部は、ギャンブルを運営している団体の費用や利益などに使われています。そして、残りのお金をギャンブルの参加者で分けています。ギャンブルには、集められたお金自体を増やす仕組みはありません。
- Q:小学生でも投資できるの?
- A:保護者の方と一緒であれば投資ができます。証券会社(ファンドを売っているところ)によっては、「未成年口座」を開くことができます。そこでは、保護者の方と一緒であれば投資をすることができます。なお、投資を始められる金額ですが、毎月100円から、1,000円からなど、小さい額から始められるところもあります。保護者の方とよく話し合って、チャレンジしてみてくださいね。
いかがだったでしょうか。投資やファンドマネジャーの仕事について分かるサイトもぜひチェックしてみてくださいね。
また、キッザニア オンラインカレッジ「ファンドマネジャー」コースでは、動画・トレーニング・ワークショップのコンテンツを通じて、投資やファンドマネジャーのことを楽しく学ぶことができます。まだやったことのない方はぜひプレイしてみてください!