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子供の習い事事情

2018/07/18

かかる

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子どもの習い事事情 人気は?費用は?

皆さんは子供の頃どのような習い事をしていましたか?

学習塾、そろばん、英会話、水泳、書道、パソコン、野球、バレエ・・・、習い事で得たものが、大人になってからも役に立っているという方も多くいらっしゃるでしょう。教養・情操面で子供の成長のために習い事をさせたいと考えている家庭も多いと思います。

文部科学省によると、7割以上の子供が習い事をしており、そのうち3割が複数の習い事を掛け持ちしているそうです。(出所:文部科学省『子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告(2008年8月)』)

今回は、気になる子供の習い事事情についてみていきたいと思います。

人気は?

「ケイコとマナブ」が発表した子供の習い事ランキングによると、今、習っている習い事ランキングは以下の通りでした。

1位:水泳
2位:英語・英会話
3位:ピアノ
4位:書道
5位:学習塾・幼児教室
出所:『ケイコとマナブ』2017年 子供の習い事ランキング

1位の水泳は、習い事をしている子供の4割以上が習っており、ぜん息の改善や呼吸器機能の強化、基礎体力の増強、水への恐怖心の克服等の理由があるようです。
2位の英語・英会話は、小学校での必修化に備えるためや、外国人が身近な存在になったこと等で自然に興味を持った子供が多いようです。
3位のピアノは、情操・音感面の理由のほか、生活に音楽があると楽しくなると親が思っている等の理由がありました。

その他、上位には入らなかったものの、リトミック(体を使って音楽を楽しみ自由に表現する)、ダンス(中学校で必修化)、プログラミング(小学校で必修化方針)、サイエンスラボ(実験を通じて科学の原理を追求する)、料理教室、将棋なども人気があり、習い事も時代や世相に合わせて多様化しているようです。

なお、筆者が最近注目しているのがユーチューバー養成教室です。動画撮影・編集スキルや視聴数を増やすために必要な表現力等を学ぶことができるものです。

ユーチューバーという職業や子供が顔出しで動画出演すること等については、さまざまな意見があると思います。しかし、実際に将来ユーチューバーになるかどうかは別として、子供の頃からICTリテラシー(膨大な情報の中から必要な情報を取捨選択し利活用する能力)の向上や自己表現方法等を学ぶ機会を得られることは重要と考えられます。

ユーチューバーは、今や子供の将来なりたい職業上位にランクインするほど広く認知されており、今後、習い事の新定番になるかもしれません。

いつから始めた?

習い事への通い始めの時期ですが、少し古いデータではありますが、おおむね小学校に入る前が多いようです。
「始めるなら早いほうが良い」「小学校に入る前にいろいろ経験させたい」「授業でできないとかわいそう」などが理由にあげられています。

特に比率の高かった3歳から4歳は、自我が芽生えはじめ運動能力や思考能力も急速に発達する時期でもあり、「そろそろ習い事を・・・」と考える家庭も多いようです。

graph 1

出所:『ケイコとマナブ』先輩ママに質問! Q習い事、いつから始めた?(2012年8月調査)

費用はいくらくらい?

気になる費用ですが、月額で5,000円から30,000円程度が主流のようです。
月謝やレッスン費用のほかに、教材や道具代、交通費もかかりますし、複数掛け持ちしていれば、それだけ家計には大きな負担となります。

実際に、習い事にかかる費用の負担感をみると、約6割が“負担”と回答しており、外食費や被服・美容費、レジャーなどへの支出を我慢して子供の習い事の費用を捻出している家庭が多いようです。

graph 2graph 3

出所:『ケイコとマナブ』2017年 子供の習い事ランキングをもとにアセットマネジメントOne作成

子供の成長と家計を両立

子供の心身の成長のために、幼い時期からなるべく良い環境で習い事をさせてあげたいと思う家庭も多いと思います。しかし、家計には負担がかかることも事実です。

親の希望ばかりで無理に多くの習い事をさせて、子供のやる気が損なわれてしまうのも良くありませんし、費用が家計の負担になり、親子ともにさまざまな面で無理を強いられてしまっては元も子もありません。

子供の成長や家庭の状況にあわせ、あらかじめ資金をコツコツ準備したり、かけられる費用の上限を決めたり、達成目標(やめ時)を定めたり、家族で相談しながら時には習い事を見直すことも必要です。

子供の教育には、学費のように必ずかかる費用と、習い事のようにある程度柔軟性が持てる費用があります。家計の将来をシミュレーションしながら、計画を立てて無理のない範囲でやりくりをすることが、子供の成長と家計を両立させる秘訣といえそうです。

家計の上手なやりくりの仕方や資産形成についての習い事が身近になる日もくるかもしれません。

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キーワード:子育て

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