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ITパスポート試験とは?リスキリングで人気の資格をわかりやすく解説

2024/02/20

知恵のハコ

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DX(デジタルトランスフォーメーション)というワードを日常的に耳にする機会が増えました。企業がDXによるビジネスモデル変革、業務効率化を目指す中で、一人一人の従業員のITリテラシー向上が強く求められるようになっています。社会人の方は社内でもIT研修などが増えてきているのではないでしょうか。

しかし、ITリテラシーを高めるといっても、そもそも何をすればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では ITリテラシー向上の手始めとしてオススメな資格である「ITパスポート試験」について、概要や身につく知識を具体的に解説します。

ITリテラシー向上にITパスポートがオススメなわけ

なぜ、ITリテラシー向上のためにITパスポートの試験がオススメなのか、主な理由は以下の3つが挙げられます。

  • 大きく3つの分野から問題の出題があり、ITに関する基礎知識をバランスよく身につけることができます。
  • IT関連の試験の中では比較的難易度が低いため、IT専門職以外の方でも学びやすく、リテラシー向上という目的に合致しています。
  • 「ITパスポート試験」を推奨・必須としている企業が増えており、昇格要綱としている企業もあるそうです。新卒採用活動に活用している企業や入社前の資格取得を推奨している企業もあるため、事前に学んでおけば昇格や就職を有利に進めることが期待できます。

実際に受験者数の推移を確認すると、ここ数年で急増しているのが見て取れます。
2022年度では23万人を超える人数が受験し、12万人近くの方が合格しています。

受験者数の推移

出所:独立行政法人情報処理推進機構 ITパスポート試験WebサイトのデータよりアセットマネジメントOne作成

また、前述したように合格率を見ると概ね50%程度で推移しており、難易度は決して高くはなく計画的に着実に勉強することで取得が可能でしょう。インターネットで調べると必要な勉強時間は100~150時間程度と記載されているものが多く見られました。「毎日2時間」など時間を決めて計画的に勉強すると2~3カ月かかるイメージです。

ITパスポート試験の概要は?身につく知識は?

ITパスポート試験の概要は以下の通りです。

試験方式・試験日など

CBT(Computer Based Testing)方式で行われます。CBT方式とは全国のテストセンターと呼ばれる試験会場に用意されているコンピュータで受験する試験方式です。
テストセンターの空席状況にもよりますが、随時実施していますので、自分の都合の良い日や学習の状況に応じて自由に試験日を選択できます。なお、受験料は7,500円(税込)です。

試験内容

項目 内容
試験時間 120分
出題数 100問
出題形式 四肢択一式
出題分野 ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
合格基準 ①全体の正答率60%以上
②3つの各分野の正答率30%以上
※①と②を満たす必要があります

3つの分野から100問の出題があります。その3つの出題分野は以下から構成されています。

分野 内容
ストラテジ系 ・ 企業と法務(企業活動、法務)
・ 経営戦略(経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント、 ビジネスインダストリ)
・ システム戦略(システム戦略、システム企画)
マネジメント系 ・ 開発技術(システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術)
・ プロジェクトマネジメント
・ サービスマネジメント(サービスマネジメント、システム監査)
テクノロジ系 ・ 基礎理論(基礎理論、アルゴリズムとプログラミング)
・ コンピュータシステム(コンピュータ構成要素、システム構成要素、 ソフトウェア、ハードウェア)
・ 技術要素(情報デザイン、情報メディア、データベース、 ネットワーク、セキュリティ)

項目だけを並べるとIT関連業務に携わっていない方は不安を覚えるかもしれませんが問題ありません。筆者も学ぶ前はチンプンカンプンでした。ITパスポート試験は基本的に深い内容を問われる出題はありません。資格勉強を通してこれらの項目の基礎知識がつきますので、まずは学んでみることが重要です。

ITパスポート試験の対象者像として「期待する技術水準」が試験要綱に書いてあります。

期待する技術水準 職業人として、情報機器及びシステムの把握や、担当業務の遂行及びシステム化を推進するために、次の基礎知識が要求される。
利用する情報機器及びシステムを把握するために、コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、情報セキュリティ、情報デザイン、情報メディアに関する知識をもち、オフィスツールを活用できる。
担当業務を理解するために、企業活動や関連業務の知識をもつ。また、担当業務の問題把握及び必要な解決を図るためにデータを利活用し、システム的な考え方や論理的な思考力(プログラミング的思考力など)をもち、かつ、問題分析及び問題解決手法に関する知識をもつ。
③  安全に情報を収集し、効果的に活用するために、関連法規、情報セキュリティに関する各種規程、情報倫理に従って活動できる。
業務の分析やシステム化の支援を行うために、情報システムの開発及び運用に関する知識をもつ。
新しい技術(AI、ビッグデータ、IoTなど)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をもつ。

逆に考えると、ITパスポート試験の内容を学び、資格取得ができた頃にはこれらの基礎知識が身についたことになります。

筆者が資格を取得した際の勉強法

筆者は2018年にITパスポートの資格を取得しました。取得しようと思い立ったきっかけは、「様々な先進技術が生まれてくる中で、そういった動向についていくため、IT企業に転職し、実務を通してスキルアップをしよう。」と考えたからです。
ただ、転職するにしても前提知識などがないため、まずは基礎知識が得られるITパスポート試験の勉強をしようと思い立ちました。
参考になるか分かりませんが筆者が取得した際の勉強法を紹介します。

1.市販のテキストを2周読む

正直1週目は前提知識がなければ出てくる単語などもよく分からないのでイメージがわかない部分が多くありますが、とりあえず途中で放り出さずに全部を読んでみます。1周目からじっくり読むと疲れてしまいます。2周目を読む気がなくなってくるかもしれないので、1周目で理解しようという気持ちは捨ててさっと読み進めました。
その後に、あまり間を開けずに2周目に取り掛かりました。2回目は「そういや見たことあるなぁ」という状態なので1周目より読みやすいはずです。2周目はじっくりと、内容を覚えつつ読み進めました。

2.過去問題を解く

知識の定着にはインプット(テキストを読む)の回数を増やすより、アウトプット(問題を解く)をしながらインプットをした方がよいと思います。
筆者はテキストを2周した後、過去問題に進みました。まずは問題を解いて、間違った問題を中心に解説を読んで理解する。解説を読んでも分かりづらい場合はテキストに戻ってその周辺の内容を理解すると一気に理解が進みました。
市販の過去問題集のほか、インターネット上で過去問題を確認することもできますので、各々の学習スタイルに合わせたコンテンツを活用して学習を進めるとよいと思います。

3.知識定着のためにもう一度テキストを読み返す

何度か過去問題を解くと合格点が取れるようになりました。そして最後にもう一度テキストを見返すと、書いてあることの理解が劇的に進んでいました。直前には、計算問題のパターンや頻出用語などを確認し、自信をもって試験に挑むことが出来ました。

筆者は市販のテキスト・過去問題集を利用して勉強しましたが、資格の注目が高まるにつれ、様々な学習コンテンツが登場していますので、ご自身に合った勉強法を探すのもよいかもしれません。

資格を取得した後・・

ITパスポートの資格を取得した後、実際にIT業界に転職しました。もちろん開発業務ではなく、当時はマーケティングや企画業務などを行っていました。「ITパスポート」を取得しているだけでは業務ですぐに役立てるのは難しいのですが、業務において最低限の用語は理解でき、「そういえばテキストに書いてあったな」というシーンに出くわすなど、事前に学んでおいてよかったと思うことも多くありました。
ますます情報化が進む中、ITの基礎知識を可視化できる国家資格である「ITパスポート」は有効な資格であると考えます。もやは、どの職種であろうと業務でITに関わらないことはないと言っても過言ではないため、本記事を参考に資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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