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歴史あふれる国フランスについて

2019/02/20

知恵のハコ

皆さまはフランスについてどのようなイメージをお持ちでしょうか。 ある人は、花の都といわれるパリやワインで有名なボルドーといった地名を思い浮かべるかもしれません。また、ヴォルテールやパスカルなどの文学者、ロマネコンティやペトリュスといった魅力的なワインを生産するワイン王国といったものを浮かべる人もいるでしょう。筆者はニースやカンヌにはじまる南フランスの美しい景色や街並みが思い浮かびます。

最近だと、「ジレ・ジョーヌGilets Jaunes(黄色いベスト)」と呼ばれる大規模な抗議運動が思い浮かぶ人もいるかもしれません。日本でも広く報じられたとおり、「黄色いベスト」運動は燃料増税に抗議する形で始まりました。地球温暖化対策の一環として、ガソリンと軽油の増税がこの2019年1月から施行されることとなっていましたが、これに反対する国民が、2018年11月17日にフランス各地で大規模な抗議デモを組織しました。以来、2019年1月26日まで11週連続してデモを展開している状況です(1月28日現在)。

観光名所あふれるフランス

そのような状況にあるフランスの国土ですが、西ヨーロッパにある六角形の形をした本土(図表1)、地中海に浮かぶコルシカ島だけでなく、南米やインド洋などにも領土を保有しています。
その面積は西ヨーロッパのなかでも最大で、本土の面積だけでも日本の1.5倍あります。

図表1:フランスの国土
フランスの国土

基本情報
正式国名:フランス共和国(République Française)
首都:パリ (Paris)
人口:約6,699万人(2019年1月1日時点)
面積:約54万km2( 日本の約1.5倍)
公用語:フランス語
国旗:フランス革命の際の、パリ国民軍の帽章の色が由来。青は自由、白は平等、赤は博愛を意味。

国旗

※外務省のデータをもとにアセットマネジメントOne作成

旅行などでも人気のフランスですが、エッフェル塔や凱旋門などのフランスの各観光地を訪れる際に、フランスの歴史について知っておくことは、フランスを楽しむうえでは欠かせないことでしょう。

<エッフェル塔>
フランス革命100周年を記念して、1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造されました。コンペティションが開かれ、エッフェル社の社員の案が採用されたことから、エッフェル塔という名前がついたと言われています。

エッフェル塔

<凱旋門>
1805年のアウステルリッツの戦いに勝利した記念として、翌年1806年にナポレオン・ボナパルトの命により建設が始まりました。さまざまな政治変遷の影響を受け、1836年に完成しました。

凱旋門

 

フランスの政治経済事情

次に、フランスの経済状況をみてみましょう。フランスの2017年の経済規模は、ドイツ、イギリスに次ぐヨーロッパ第3位であり、世界全体だと第6位の経済大国です(図表2)。また、IMF(国際通貨基金)の予測によると、2019年には現在世界第5位の英国を現在世界第6位のフランスが追い抜くと予測されています。しかしその一方で、現在世界第7位のインドが2019年にはイギリス、フランスをともに抜くことが予測されているため、結果としては、フランスは世界第6位のままと推定されます。

図表2:各国の名目GDP規模の順位(時価ベース)
順位国名
1 米国
2 中国
3 日本
4 ドイツ
5 イギリス
6 フランス
7 インド
8 イタリア
9 ブラジル
10 カナダ

※2018年末時点(予測値)
出所:IMF「World Economic Outlook Database, October 2018」のデータをもとにアセットマネジメントOne作成

一方、雇用環境という点では、2009年の欧州債務危機以降、フランスの失業率は9~11%から改善されていません。マクロン大統領は2022年の大統領選までに失業率を7%に引き下げると公約していることから、政権与党の今後の動きがフランスの政局を左右するカギとなるでしょう。

フランスの金融市場

フランスには金融市場の根幹となる証券取引所としてユーロネクスト・パリがあります。同証券取引所ではさまざまな指数が取り扱われていますが、その中で、フランスを代表する株価指数として、「CAC40指数」が挙げられます(図表3)。 CAC40指数はユーロネクスト・パリに上場している時価総額上位40銘柄の加重平均の指数です。その時価総額は約187兆円で(2019年1月31日時点)、東京証券取引所の代表的な指数であるTOPIX(東証株価指数)のうち、時価総額や流動性の特に高い30銘柄で構成された「TOPIX Core30」の時価総額が約172兆円であることを考えると、フランスを代表する企業は世界でも存在感のある規模であることがわかります。また、同指数のセクター別時価総額をみると、「LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)」を筆頭に一般消費財・サービスが一番高く(2019年1月31日時点)、次いで、資本財・サービス、生活必需品、となっています。

図表3:CAC40指数の推移
図表3:CAC40指数の推移

※期間:1999年12月30日~2019年1月31日(日次)
※ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成

最後に

ここまで、フランスについて簡単にご紹介してきました。しかし、紹介した情報や、インターネットで得られる情報から伝わる魅力以外にも、フランスには現地でしかわからないさまざまな魅力があります。筆者は祖父母がフランスに在住していますが、例えば、中世の街並みが色濃く残っていることや食へのこだわりなどは現地に行って初めてわかることです。今回の記事がフランスについてより詳しく調べたり、実際に現地に足を運んで、その魅力を発見するきっかけになれば幸いです。

※各種資料をもとにアセットマネジメントOne作成

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