One ETF

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ETFコンテンツのご紹介

インデックス・指標を選ぶ

ETFの各銘柄は、特定のインデックスや指標を連動対象としています。
多くのETFの中から投資するETFを選ぶには、まず「どのインデックスに投資をするか」を決める必要があります。
それには、「資産」、「国(地域)」といった切り口から絞り込んでいくと簡単です。

インデックス・指標選択の切り口
主なインデックス・指標

さらに日本株ETFの場合は、「小売」や「不動産」といった形で業種を絞った業種別指数や、「高配当」や「設備・人材投資」といったテーマを絞ったテーマ別インデックスを選ぶこともできるので、自分の興味のある分野に絞って投資してもよいでしょう。

レバレッジ型インデックス・インバース型インデックス

上で紹介したインデックスとは別に、値動きがある指数の日々の変動率に一定の倍数を乗じた動きをするように設計された指数を連動対象とする「レバレッジ型」、ある指数の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じた動きをするように設計された指数を連動対象とする「インバース型(-1倍)」、「ダブルインバース型(-2倍)」と言われるETFも存在して人気を集めています。それぞれに「日経平均株価」「TOPIX」「JPX日経インデックス400」を対象としたものがあります。

レバレッジ型インデックス・インバース型インデックス

スマートベータ・インデックス

現在注目を集めているインデックスとして、「スマートベータ・インデックス」という新しい種類のインデックスがあります。

ベータは、TOPIXなど従来型インデックスが示している市場全体の動きに対する感応度のことです。
従来型のインデックスの多くは、算出方法としてそれぞれの銘柄の時価総額を重視していることから時価総額型インデックスとも呼ばれます。

スマートベータ・インデックスは、時価総額でない何か新しい要素を加えて、スマート(賢い、気のきいた)にしたインデックスという意味で使われています。

例えば、スマートベータ・インデックスの1つである「JPX日経インデックス400」は、東証上場銘柄の中から株主資本利益率(ROE)の高さなどを重視して選んだ400銘柄から構成されるインデックスです。

スマートベータ・インデックス

みんなが投資しているETFは?

2017年2月末現在の国内ETFの残高は約22.3兆円です。

では、様々なインデックス・指標のうち、どれを連動対象とするETFがより活用されているのでしょうか?

まずインデックス・指標別の残高の割合を見てみましょう。
これは、2月末時点で各インデックス・指標に連動しているETFの「保有」されている割合を示しています。

指標別ETF残高割合

出所:BloombergのデータをもとにアセットマネジメントOne作成

日本株の代表的な指数を連動対象とするETFが多く保有されていることがわかります。

では日々の売買についてはいかがでしょうか。下の図はインデックス・指標別の1日あたり平均取引額を示しています。
これを見ると売買のほとんどがレバレッジ型・ダブルインバース型のインデックスに連動することをめざすETFとなっています。
一日の値動きが大きいレバレッジ型・ダブルインバース型は短期的な売買に利用されているのでしょう。

指標別1日あたりETF平均売買高

出所:BloombergのデータをもとにアセットマネジメントOne作成

リターン・リスクからインデックスを比較する

投資を評価するときに、リターンとリスクという数字が使われます。
リターンは過去の値動きから計算した収益率の期待値であり、リスクは収益率の変動幅の大きさです。

一般的に、リスクとリターンの関係は、資産別では債券<株式、市場別では国内<先進国<新興国という順番に大きくなるという傾向があると言われています。

リスクリターンのイメージ

インデックスについては、基本的にそのインデックスを算出している会社のサイトで、リターンやリスクのデータが書かれているファクトシートを公表しています。

  • 投資するETFを決めるには、「どのインデックスに投資をするか」決める必要があります。
  • ある指数の日々の変動率に一定の正または負の倍数を乗じた動きをするように設計された指数を連動対象とするレバレッジ型インデックスインバース型インデックスがあります。
  • 現在注目を集めているインデックスとしてスマートベータ・インデックスがあります。
  • インデックスはリターン・リスクという切り口で比較することができます。

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