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子ども用GPSとは?種類や料金、実際の利用方法を解説

2023/02/03

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子どもの事故や行方不明などの痛ましい事件が報道されています。子どもの安全性を少しでも高めるため、GPSの端末を持たせる方、検討されている方も増えているかと思います。子ども用GPSは年々進化し種類も増えています。本記事ではこれから子ども用のGPSの利用を検討される方へ、GPS の種類、料金の相場、利用の流れを分かりやすく解説いたします。

子ども用GPSとは?

現在、GPS(Global Positioning System)はほぼ全てのスマホに搭載されています。子どもにスマホを持たせていれば、親は自分のスマホで子どもの位置の確認が可能ですが、まだ子どもにスマホを持たせていなかったり、学校への持ち込みが禁止されていることもあります。そんなときに便利なアイテムが小型GPS発信機です。高齢者向けもありますが、子ども用に開発されたタイプが各社から販売されています。

子ども用GPSはいつからいつまで持たせる?

子ども用GPSについては小学校入学前後や、習い事に一人で移動するようになったタイミングで使用をはじめるご家庭が多いようです。筆者の場合は子どもの小学校入学時に持たせました。ランドセルにケースを付けて入れていたので、お友達から「何をつけているの?」と毎回聞かれるのが嫌だと言っている時期もありましたが、仲のいいお友達も同じGPS端末を使うようになったこともあり、今は一人で出かける際も嫌がらずに使っています。

「いつまで持たせるか」という点は、小学校では原則携帯電話の持ち込みが禁止になっていますので、子どもが小学生の間は登下校の見守りとして子ども用GPSの利用が適しているのではないかと考えます。最近は子ども用GPSでもボイスメッセージ機能などで相互に連絡が取れる端末も増えているため、その点を勘案しても長い間使えるのではないかと思います。

【子ども用GPSとキッズ携帯の比較(一例)】

 子ども用GPSキッズ携帯
端末料金 5,000円 14,000円
月額料金 600円 500円
位置情報検索 無料 1回検索で5円
1日2回検索で月300円
家族で見守り 無料 有料(一人200円程度)
特定の通信キャリア
との契約
制限なし 制限あり
音声通話 ×
ボイスメッセージ 端末により〇 ×
スポット通知 ×
現在位置の取得 自動 手動

※各社HPより筆者調べ

ちなみにスマホについては下記グラフにありますように、交友関係や行動範囲が広がり始める小学校高学年や中学校入学前後で持たせる方が多いようです。

年齢別の子どものスマートフォン保有割合(自分専用)

年齢別の子どものスマートフォン保有割合(自分専用)

出所:内閣府「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(2022)よりアセットマネジメントOne作成

スマホには位置情報が分かるアプリを入れられますので、スマホがあれば基本的にはGPS端末は不要かと思います。スマホをいつから持たせるかはご家庭でお互いに納得した上で持たせるのがよいかと思います。

子ども用GPSはいつからいつまで持たせる?

子ども用GPSサービスの比較

実は筆者の子どもには2つの端末を持たせています。理由は次の2点です。

  1. ① たまに現在地が更新されないときがあるので予備のため
  2. ② 充電を忘れるため

3年近く使用していて更新頻度と位置の正確性、電池の持ちは重要だと思っています。主に登校時は1分おきに測定してくれ、場所も正確な(小学校の下駄箱から教室への移動まで分かります)端末を使用しています。現在は相互にボイスメッセージができるものがあれば便利だなと思い、予備で使用している端末の買い替えを検討しています。

以下、筆者が子ども用GPSサービスを数社調べたものですが、端末も3000円前後から、月額費も500円前後で使用できます。子どもの安全性を高め、親の不安を解消してくれるものとしては安価で始められるのではないでしょうか。測位方法、更新頻度、電池の持ちなどは各社異なりますので、各種HPや利用者のレビューなどから検討されるのがおすすめです。

【子ども用GPSサービスの比較(一例)】

 主な機能料金
A社 ・現在地を最短1.5分間隔で取得
・危険エリアの警告
・通知ボタンで居場所を知らせる
・生活防水対応
端末価格(税抜):2,982円
月額(税抜):580円
B社_① ・現在地を最短1.5分間隔で取得
・防水防塵対応
端末価格(税抜):4,800円
月額(税抜):480円
B社_② ・ボイスメッセージ(約1分間隔で取得)
・現在地を最短1.5分間隔で取得
・防水防塵対応
端末価格(税抜):4,800円
月額(税抜):680円
C社 ・親側から音声の送信
・現在地を最短1.5分間隔で取得(子供の登校時間帯(7:30~8:30)は、自動的に1分間隔で測定)
・危険エリアの警告
・不審者情報の通知
・通知ボタンで居場所を知らせる
・生活防水対応
端末価格(税抜):6,800円
月額(税抜):680円
D社 ・ボイスメッセージ(数分間隔で送受信)
・現在地を最短1分間隔で取得
・AIで「歩く・止まる・自転車・車・バス・電車」の6つを判定し記録
・搭載されている温度センサーで周辺温度の計測が可能
・防水防塵対応
端末価格(税抜):5,436円
月額(税抜):680円
E社 ・現在地を最短3分間隔で取得 端末価格(税抜):9,000円
月額料金:無し

※各社HPより筆者調べ

子ども用GPSの利用方法

多くのサービスは利用を始める場合、①端末を購入しプランを契約、②スマホアプリをダウンロードしてメンバー登録、③端末とのリンクを設定 といった流れで簡単に利用ができます。解約金などは発生しないのですが、一度解約するとその端末は再び使えないことが多いので、一定期間使う前提で選ぶのがよいと思います。

筆者の子どもは現在小3ですが、一人で登下校する際に「今近所を出ました」「学校につきました」などスマホのアプリから通知が来ます。放課後は家に帰らずそのまま学童に通っていますが、「学校を出ました」「学外につきました」なども通知が来るのでとても便利です。また、お友達と出かけたり、習い事に行く際にも現在地が分かるので安心できます。今使っている端末では不審者情報とも連動しているので近所で事件があった場合に通知が来るのも非常に便利だと感じています。

子ども用GPSの利用方法

子ども用GPSの意外な使い方

普段は主に登下校、習い事や遊びに行ったときに使用していますが、筆者は下の子が小さいこともあり、上の子と夫の二人だけで休日に遊園地などに行くことがあります。その際、今どこにいるのか心配になりますが、その時もGPSのアプリで細かい場所まで把握できます。ディズニーランドに行った際には、どのアトラクションの近くに子どもがいるのかまで分かりますので、二人がアトラクションに乗っている姿を想像しながら、筆者も楽しんでいます。

学童などで電車を使って出かけたり、お泊まりをする際も「今乗り物で移動している可能性があります」という通知が来るので、現在地を把握できることは親として非常に安心できます。過去の履歴も簡単に見ることができるので、旅行に行った際にどこを通っていったのか、後から日記や自由研究で使う事もできるかと思います。

子ども用GPSの意外な使い方

終わりに

筆者は子どもにGPSを持たせてからもうすぐ3年経ちますが、今回改めて調べてみると、年々進化し、種類も増えていることに驚き、買い替えを検討しています。最近は小学生の安全対策、保護者の不安感の軽減としてGPS端末購入時の初期費用を自治体が助成するところもあるようです。「いつも見守っている」というのは子どもにとっても安心できるようです。お互いメリットがあることを説明し、利用を考えてはいかがでしょうか。

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