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アセットマネジメントOne

子供のスマホデビューはいつから?実態を徹底検証

2020/09/18

かかる

「子供にいつからスマートフォン(スマホ)を持たせるか。」保護者が直面する大きな悩みの一つではないでしょうか。

小学生でも半数はスマホを持っている時代。通話などのコミュニケーションのみならず、コロナ禍が一つの契機となり、スマホは子供の学習活動を支えるものとして重要なツールとなりつつあります。今回は、子供スマホの実態について探っていきたいと思います。

子供の専用スマホは何歳から

内閣府が令和2年に発表した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、令和元年の小学生のスマホ利用率は49.8%と、この5年で約4倍の伸びをみせ、中学生・高校生と比べても急激に増加しています。 小学校低学年の専用率(子供専用のスマホ保有率)は10%未満ですが、小学校3年生(9歳)くらいから高学年(11~12歳)にかけて専用率が高まり、12歳では55.7%と過半数を超えます。ひとりで習い事や塾に行く機会が増え、いつでも連絡を取れるようにするためや、居場所を把握するために子供にスマホを持たせるようです。また、学年が上がるにつれて防犯機能よりも家族や友だちとのコミュニケーションが目的となっていくことが大きな理由かもしれません。スマホの専用率は中学生が81.8%、高校生では98.6%と、高校生では持っていない人はほぼいない状況です。友だちが持っているのに自分の子供だけ持たせないというわけにはいかなくなるのかもしれません。

青少年の機器ごとのインターネット利用状況

青少年の機器ごとのインターネット利用状況(グラフ)

小学生
中学生
高校生

※期間:2014年度~2019年度

※グラフ内数値は「スマートフォン(計)」

※「スマートフォン(計)」は、「スマートフォン」、「格安スマートフォン」、「子供向けスマートフォン」、「契約切れスマートフォン(平成26年度から平成29年度までは、携帯電話の契約が切れたスマートフォン)」のいずれかを利用すると回答した青少年。「携帯電話(計)」は、「携帯電話」、「子供向け携帯電話」のいずれかを利用すると回答した青少年。「パソコン(計)」は、「ノートパソコン」、「デスクトップパソコン」のいずれかを利用すると回答した青少年。「タブレット(計)」は、「タブレット」、「学習用タブレット」、「子供向け娯楽用タブレット」のいずれかを利用すると回答した青少年。

※青少年とは満10歳から満17歳の子供

出所:内閣府「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」のデータをもとにアセットマネジメントOne作成

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※2019年度
出所:内閣府「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」のデータをもとにアセットマネジメントOne作成

スマホ時代の子供の守り方・育て方

はじめは、親や家族との連絡手段(通話やメール)としてスマホを持たせたつもりが、ゲームや動画など多彩なコンテンツにはまってしまい、スマホ時間が増加しているケースは多いようです。 スマホを含めた通信機器からのインターネットの利用時間は、小学校低学年では2時間未満が6割以上を占めていますが、学年が上がるにつれ利用時間は増加しています。 利用時間やコンテンツをコントロールすべく、保護者の84.8%がいずれかの方法で子供のインターネット利用を管理しており、子供のインターネット利用状況を把握(39.6%)、フィルタリング(37.4%)が上位となっています。

しかしながら、親がルールを決めて利用を管理していても、スマホトラブルに巻き込まれるケースは多くあります。 SNSいじめや、課金トラブル、ネットで不特定多数の人と知り合うなど、深刻化する思わぬ危険はスマホの中に広がっています。また、スマホ利用に起因する心身的なトラブルも気になります。スマホの画面から出るブルーライトは、紫外線の次にエネルギーが強く、目の疲労・乾燥・視力低下につながることも。因果関係はまだ科学的には証明されていないようですが、最近では黒目が内側に寄ってしまう「急性内斜視」の発症が急増しているようです。スマホに「操作される」子供にさせない為には、持たせるにあたり親子で利用ルールを明確にし、ネットモラルなどの教育も重要になるでしょう。

インターネットの利用時間

※2019年度

※平均利用時間は、「使っていない」は0分とし、「わからない」「無回答」を除いて平均値を算出。

*「利用機器の合計」の利用時間は、青少年及び低年齢の子供の保護者が回答した各機器の利用時間を合算したもの。

出所:内閣府「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」のデータをもとにアセットマネジメントOne作成

「料金と安全」の両面からの機種選び

筆者もまさに子供にスマホを持たせるか検討中で、先日利用している大手通信キャリアのショップに足を運びました。 キッズ携帯すら持たせていなかったため、キッズ携帯の見積もりをお願いしたところ、スマホのプランも勧められ、月の支払いは、キッズ携帯が1,500円程度、スマホが2,200円程度でした。通信キャリアや購入機種・料金プランなどにもよりますが、比較的安く持つことができるのも、スマホを選択する保護者が増えている一因かもしれません。子供スマホは料金だけでなく、安全面も重要なポイントになります。フィルタリング機能やペアレントコントロールの設定がしやすい事はとても重要かもしれません。

スマホの普及により、どこにいても家族や友達と連絡が取れたり、スマホひとつで勉強もできる時代になりました。新型コロナウイルスの感染拡大から非常事態宣言が発出され、学校は休校となり、子供達の学び舎としてオンライン学習を利用された方も多かったのではないでしょうか。筆者の子供も、習い事はビデオ会議システムを利用したオンライン授業で受けたり、学校の課題を学習動画で学んだりと、スマホやタブレットの必要性を改めて感じました。スマホの利用は今までに得られなかった情報も瞬時に得ることができ、趣味や活動の範囲が広がるなど、子供達への良い影響もあります。一方で、スマホを通じて犯罪やいじめなどに巻き込まれる環境になったということも認識するべきでしょう。

子供を守る為にも現状を知り、子供と一緒に知識を身につけた上で、スマホデビューをすることが大切なのではないでしょうか。

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