インデックスファンドの選び方
どの「たわら」にすればいいか、
ファンドの選び方をわかりやすく解説します。
どの「たわら」にすればいいか、ファンドの選び方をわかりやすく解説します。長期投資を前提にファンドを選ぶ際は、「自分に合った商品を選ぶ」ことが非常に重要です。資産づくりのコツでも触れましたが、選ぶファンドによっては短い期間で大きく下落し、多額の含み損を抱える可能性もあるからです。人生には様々なライフイベントがある中で、長期で投資し続けるというハードルは意外に高いもの。それをしっかりと越えるためにも、投資するファンドはぜひ自分に合ったものを選んでください。具体的なファンドの選び方として、次の3つの切り口で考える方法を解説したいと思います
HOW TO CHOOSE01 リターンとリスク
ファンドは投資先の資産や国・地域などによって期待できるリターンとリスク(運用期間中のリターンがどれだけ変動するか)が異なります。「たわらノーロード」が連動を目指す各指数においても、下記のとおり投資先の資産、国・地域によって過去のリターンやリスクの水準は異なります。
- ※期間:2003年10月末~2023年10月末(月次)。(リターンとリスク(実績月次リターンの1標準偏差)は年率換算)。投資家のみなさまは、指数に直接投資することはできません。なお、当グラフは過去の実績であり将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。また、たわらノーロード各ファンドの運用実績を示すものではありません。
- ※各資産の連動を目指す指数名はこちら
出所:ブルームバーグ等のデータをもとにアセットマネジメントOne作成
もちろん、これは過去のデータであり、将来もこの値と同じになるとは限りません。特にリスクのより大きな投資先はリターンが大きく異なる可能性もより高いことに注意しましょう。これを理解した上で、ご自身の目標リターンやリスク許容度と比較すれば、ある程度選ぶべき投資先が絞られてくると思います。
各投資先の特徴や違いについては、こちらもぜひ参考にしてください。
株式への投資と債券への投資の
魅力の違い
国内株式と海外株式への投資の
魅力の違い
HOW TO CHOOSE02
投資額と
運用目的から考える
「リスク許容度」というと個人の感覚的なものだけと思うかもしれませんが、投資額や運用する目的によってリスク許容度が変わることもあります。そこを切り口に判断するのもよいでしょう。
投資額については、大きくなるにつれて損益額も大きくなるため、その分リスクを抑えた運用の方が適している場合もあります。
また、運用目的については、例えば教育資金の運用の場合、多くの方は「運用成果が見込んでいた額に届かないことによって子どもの進路を変える」ことはできないと思います。
このように、なるべく損失を避けたい投資目的の場合は、リスクの低いバランスファンドや国内債券ファンドが候補になると考えられます。
HOW TO CHOOSE03 年齢から考える
また、年齢もファンドを選ぶ基準になると考えられます。
一般的に若い方は、老後資金の運用期間を長く確保できるため、先進国や新興国の株式など相対的にハイリスク・ハイリターンのファンドも候補に入れてみるのもよいかもしれません。
また、セカンドライフが近づいている中年層なら、リスクを抑えたバランスファンドなどを組み合わせるといったことも視野に入れるとよいでしょう。
実際に
シミュレーションしてみよう
どの「たわら」にするか候補が決まったら、シミュレーションOneを使って実際にシミュレーションをしてみましょう。こちらは、各資産の過去データをもとにした将来の期待リターンだけでなく、運用がうまくいった場合、うまくいかなかった場合の投資成果もシミュレーションすることが可能です。特に、うまくいかなかった場合の結果は「自分に合っているか」を判断するのに役立ちます。
こちらは、先進国株式に毎月3万円を30年間投資した場合のシミュレーションです。あくまで過去のデータを前提としたシミュレーションであることに注意した上で、ファンド選びに活用するとよいでしょう。
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※各資産の連動を目指す指数名
国内株式: 東証株価指数(TOPIX)
国内債券: NOMURA-BPI総合
先進国株式: MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
先進国株式<為替ヘッジあり>: MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)
米国株式:S&P500(配当込み、円換算ベース)
新興国株式:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
全世界株式:MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
先進国債券: FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース、為替ヘッジなし)
先進国債券<為替ヘッジあり>: FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース、為替ヘッジあり)
国内リート: 東証REIT指数(配当込み)
先進国リート:S&P先進国REITインデックス(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
先進国リート<為替ヘッジあり>:S&P先進国REITインデックス(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)