コラム
【1分早わかりシリーズ|お金の不安を減らす、はじめの一歩】退職給付制度の概要
2026年10月16日
退職給付制度とは、企業が従業員の退職後の生活を支援するために、退職時や退職後に給付を行う制度の総称です。
主な退職給付制度には「退職一時金」「確定給付企業年金(DB)」「企業型確定拠出年金(企業型DC)」の3つがあります。
それぞれの制度についてご紹介します。
「退職一時金」とは従業員が退職する際に会社から一括で支給される退職給付制度です。現在でも多くの企業で導入されています。退職金と聞くと、イメージされるのがこの退職一時金である方も多いでしょう。
「確定給付企業年金(DB)」と「企業型確定拠出年金(企業型DC)」は、いずれも企業年金として、従業員の退職後の生活を支えるために設けられています。給付は年金または一時金で受け取れますが、運用方法や将来の受取額の決まり方に違いがあります。
DBではあらかじめ定められた計算方法に基づいて給付額が決まります。一方、企業型DCでは従業員自身が運用商品を選び、その運用成果によって将来受け取る金額が変わります。
近年は、企業の財務負担や運用リスクを抑えやすいことに加え、転職時に資産を持ち運びしやすい(ポータビリティが高い)ことから、企業型DCを導入する企業が増えています。
【図表1】確定給付企業年金(DB)と企業型確定拠出年金(企業型DC)の制度・規約数と加入者数の推移 
(出所)企業年金連合会「企業年金に関する基本統計」のデータよりアセットマネジメントOne作成
DBの制度数および加入者数がおおむね減少傾向で推移している一方で、企業型DCは規約数・加入者数ともに着実に増加していることが確認できます。(【図表1】)
これらの退職給付制度は、老後の生活資金を支える重要な仕組みです。しかし、制度の内容や受取額などを十分に把握していない人も少なくありません。将来の資産形成を考えるうえで、ご自身の勤務先がどのような退職給付制度を採用しているのか、この機会に一度確認してみてはいかがでしょうか。
(執筆: 池田 泰和)
関連記事
資産形成について、
あなたの“お困りごと”をお聞かせください
相談窓口ではあなたの資産形成に関するお困りごとを募集しています。
ご相談に対する回答は、「お困りごと相談」の記事にて、掲載させていただきます。

