コーポレート・トランスフォーメーション

受託者責任を支える、テクノロジーを軸とした企業変革

当社のコーポレートトランスフォーメーションはテクノロジーを軸とし、データ・人財・組織/カルチャー等を一体で進化させることで、当社およびステークホルダーを含むバリューチェーン全体の業務プロセスを変革し、企業としての提供価値を継続的に高めていく経営の中核的な取り組みです。

資産運用会社としての受託者責任を果たすため、的確な意思決定を支えるデータ基盤、堅牢な業務を支えるインフラ、そして柔軟かつ創造的な働き方を支える先端テクノロジーの積極的な活用を強化し、業務プロセスの可視化・標準化・高度化を推進しています。

これにより、判断の質とスピード、リスク管理、オペレーションの堅牢性、そしてサービス品質を高め、資産運用会社として最高水準の運用力・運用サービス提供力を支えます。さらに、部門横断の変革に向けた協働を通じて、お客さま視点での挑戦を促すカルチャーを育み、生産性向上と規律ある運営により、持続的な成長基盤を強化していきます。

当社のトランスフォーメーション戦略

運用ビジネスを伸長させる3つの変革

当社は、運用ビジネスの持続的な成長に向けて、価値提供、運用、業務基盤の3つの領域でトランスフォーメーションを推進しています。

お客さまに寄り添う価値提供の進化

お客さまとの接点やデータ活用を通じて、ニーズや課題を的確に把握し、提案力と情報提供の質を高めています。
お客さまの関心に沿った説明・提案を可能にすることで、変化する市場環境の中でも、お客さまに寄り添った価値提供をより継続的かつ高度に実現します。

運用を支える業務の高度化

運用領域では、データ活用や生成AIの導入により、情報収集・分析の効率化と高度化を進めています。
これにより、運用担当者が従来から注力してきた判断・分析といった中核業務をより高い精度とスピードで遂行できる環境を強化し、運用サービス提供力の向上につなげています。
また、運用の高度化や運用力強化に資するデータやAIの発展的な活用についても、積極的に模索していきます。

業務基盤の再設計

全社横断で業務プロセスを見直し、標準化・集約およびアウトソース活用を推進します。
あわせて、モダナイズされたインフラとデータ活用を基盤に、業務構造を再設計し、リスク低減と品質向上を図ります。
これにより、変化する環境下においても、安定的かつ高品質な運用サービスの提供を可能にします。

変革を支える基盤

人財・組織

変革を継続的に実現するため、変化を前向きに受け止め、挑戦する人財と風土の醸成を進めます。
社員一人ひとりが自ら考え行動し、変革の担い手となることで、企業全体として持続的な成長を目指します。

データ・テクノロジー

クラウド基盤を活用したデータの整備と最適化を進めます。データの集約・共有により部門間連携を強化し、業務プロセス全体の一貫性を高めることで、意思決定のスピードと質を底上げします。

AI

AI活用の基盤を整備し、業務特性に応じた先進的なツールの導入・活用を通じて業務プロセスへの組み込みを進めます。
社員が付加価値の高い業務に集中できる環境を構築し、運用・サービスの品質向上を通じて、中長期的な競争力の強化につなげます。

ガバナンス

AIの利活用にあたり、信頼性・透明性・情報管理を重視したガバナンスの整備に取り組んでいます。
また、データ利活用の拡大にあわせ、情報管理とアクセス統制を継続的に強化しています。

業務変革の推進体制

当社では、戦略として掲げるトランスフォーメーションを着実に実行するため、全社横断の変革を担うDX・プロセスイノベーション本部(DXPI本部)を中心とした推進体制を構築しています。

DXPI本部の中核を担うトランスフォーメーション推進部が、変革テーマの企画から現場への定着までを一貫してリードし、DXPI本部が一体となってソリューションの提供・実装を推進しています。

トランスフォーメーション推進部では、各本部の変革を推進する担当としてビジネスパートナーをアサインしています。ビジネスパートナーは、各本部の現場の課題に対する深い理解をもとに、変革のための取り組みをまとめたロードマップを作成し、最適なソリューションや他本部のベストプラクティスを持ち寄りながら変革推進をリードします。

DXPI本部内ではSaaS、AI、システム開発、オペレーション、BPOといった「打ち手」のスペシャリストが専門性を発揮し、ビジネスパートナーのもとでチームとして、改善策の立案から実行、成果創出までを伴走型で支援します。

これらの取り組みについては、各本部の本部長、およびDXPI本部長も含む関係者で、定期的に進捗や課題のレビューを行い、経営層のコミットメントのもとで推進をしています。また、各本部で進めるこのような取り組みは全社で可視化し、全社最適な改善策や業務プロセスを設計する仕組みに昇華させています。

変革の実践と価値創出

現場主体の改善を生み出す実践型ワークショップ

社員一人ひとりが業務変革の担い手となることを目指し、実践型のワークショップや勉強会(ハンズオン)を行っています。業務の自動化、データの整備・可視化、生成AIの活用など、テーマはその時々の課題に応じて設定し、実務に引き寄せて「手を動かしながら学ぶ」機会を提供しています。
単なる知識習得にとどめず、日常業務のどこに適用できるかを具体化することで、現場起点の改善が生まれやすい状態をつくります。こうした学びの積み重ねにより、業務の可視化・標準化・高度化を後押しし、判断の質とスピード、オペレーションの堅牢性、サービス品質の向上につなげています。

日常の困りごとを変革の起点に

日常業務の「困りごと」や「変えたいこと」を気軽に持ち込める“なんでも相談”の場を設けています。当日受付で、誰でもふらっと相談できることが特長です。課題を言語化して整理し、背景や制約、期待効果を確認しながら、解決策の方向性を具体化します。
必要に応じて、業務変革の推進体制と連携し、現場の実態に沿った改善へつなげ、定着までを支援します。小さな改善を継続的な変革へとつなげることで、業務の質を高め、より安定的で質の高い運用サービスの提供に貢献します。

知見共有を通じた業界への価値提供

社員が社外の場で講演や情報発信を行い、業務プロセス変革やデータ・テクノロジー活用に関する実務知見を共有しています。こうした発信は、資産運用会社としての受託者責任を踏まえ、透明性や情報管理に配慮しながら進めています。知見の共有を通じて、業界全体の健全な発展に貢献するとともに、資産運用の高度化に向けた対話を広げていきます。

テクノロジーで進化する働き方

当社は、多様な働き方を前提に、セキュアなインフラとデジタルコラボレーション環境を整えています。在宅勤務や遠隔地勤務でも、オンライン会議・チャット等を活用してスムーズに連携でき、情報管理にも配慮した設計のもと安心して業務を進められます。こうした環境づくりを通じて、社員の働きがい(EX)と満足度(ES)を高め、専門性を生かして価値創出に挑戦できる状態を支えています。