Produced by
アセットマネジメントOne株式会社

わらしべ瓦版わらしべ瓦版

おカネの健康を考えるウェブマガジン

アセットマネジメントOne

公共料金は支払い方法を変えるだけでこんなにお得!ポイントは“ポイント”

2020/10/16

かかる

アセットマネジメントOneのfacebook

アセットマネジメントOneのfacebook

皆さまはどのような節約術をお持ちですか?
将来に向けて貯畜を増やすために支出を少しでも減らすことは、立派な資産形成術の一つです。 しかし、節約と聞くと「何かを我慢してお金を貯める」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。確かに、節約という言葉の意味は、「無駄遣いを極力なくすよう努めること」ですから、我慢というイメージが最初に思い浮かぶのもうなずけますし、実際、節約を継続していく上でストレスを感じる方も少なからずいらっしゃると思います。
そこで今回は、固定費の代表例である公共料金にスポットを当て、“我慢しない節約術”として“新しい支払い方法”をご紹介します。支出を削ることだけが節約術ではないことをぜひ知っていただけたらと思います。

イメージ

公共料金4つの支払い方法

皆さまは、公共料金(ここでは電気代、ガス代、上下水道の料金を指します)について、どのような支払い方法があるかご存知でしょうか。従来は、「払込用紙による現金払い」と「口座振替による引き落とし」から支払い方法を選択できましたが、これに加え近年では、「クレジットカード決済」や「スマホ(スマートフォン)決済」による支払い方法の選択が可能な地域も増えてきました。
クレジットカード決済は口座振替と同様、最初に支払い方法の変更手続きが必要ですが、以降は自動的に決済されるため、手間がかからず便利です。一方、スマホ決済とは、スマホに専用アプリをインストールして支払いを行うキャッシュレス決済の一つで、現金払いと同様、払込用紙で支払いを行います。このため、その都度支払いを行う必要はありますが、自宅で払込用紙に記載されているバーコードをスマホで読み取って支払えることから、現金払いよりは手間がかかりません。

イメージ

ポイントは“ポイント”

以上、4つの支払い方法を紹介しましたが、実は、現金払い以外の3つの支払い方法はお得な特典が付いています。

  • 口座振替
    地域によっては支払金額が割り引かれます。支払金額にかかわらず一律55円の割引というケースが多いようです。

  • クレジットカード決済
    多くのクレジットカードでは、決済金額に対して各クレジットカードで決められた還元率のポイントが付与されます。公共料金の支払いにおいてもポイント還元が適用される場合、その還元率は0.5%~1.0%であることが大半です。

  • スマホ決済
    スマホ決済もクレジットカード決済同様、決済金額に対して各アプリで決められた還元率のポイントが付与されますが、同じアプリであっても利用回数や利用金額などの条件によって還元率が変動する場合もあることには注意が必要です。スマホ決済は多くのキャンペーンなどが実施されており、それによっても還元率が変動しますが、現在、公共料金の支払いで適用されるポイント還元率は0.5%~3.0%となっています。ただし、3.0%の還元率になるためにはかなり厳しい条件をクリアしなければならないため、普通にスマホ決済を利用する場合は0.5%~2.0%と考えるのがよさそうです。

※各還元率は2020年9月末時点
※各還元率は変更される場合があります。

どの支払い方法がどれくらいお得?

それでは電気代を例として、口座振替、クレジットカード決済、スマホ決済がどの程度お得になるのか比較してみましょう。ここでは、口座振替の割引額を一律55円、クレジットカード決済のポイント還元率を0.5%、1.0%、スマホ決済の還元率を2.0%とします。

図1

図2

※1Pt(ポイント) = 1円換算

薄緑色に塗りつぶしている箇所は、口座振替割引額を還元ポイントが上回っていることを示しています。表やグラフからもわかる通り、クレジット決済やスマホ決済は電気代が高いほど還元ポイントも多くなります。口座振替よりお得になる電気代のラインをそれぞれ計算してみると、還元率2.0%(スマホ決済)の場合は2,750円、還元率1.0%(クレジット決済)の場合は5,500円、還元率0.5%(クレジット決済)の場合は11,000円となりました。金額によっては口座振替の方がお得であることには注意が必要ですが、還元率2.0%のスマホ決済であれば多くの場合でお得になると考えられます。
ちなみに、スマホ決済(還元率2.0%)を用いて電気代(月間)を10,000円とした場合、還元ポイントは200ポイント、年換算すると2,400ポイントにものぼります。

“我慢しない節約術”を実践しよう

いかがでしたでしょうか。今回は、生活費の中でも代表的な固定費といえる公共料金にスポットを当てましたが、税金や国民年金保険料など支払い方法を少し工夫するだけでお得にポイントを獲得することができる意外なものは他にもあります。
ただし、いずれにしても注意しなければならないのは、獲得したポイントは必要なものを購入するために利用することで初めて節約に繋がるということです。ポイントは有効期限があるものも多いため、使わずに失効してしまったり、無理やり必要のないものを購入するために使ったりするようでは本末転倒といえるでしょう。この点に注意して計画的にポイントを使用すれば、この“我慢しない節約術”はきっと皆さまの資産形成に役立ってくれるはずです。
皆さまもこれを機会に、自身の支払い方法を見直してみてはいかがでしょうか。

■合わせて読みたい3つの記事

【Facebook】
米国株市場のポイント「瞬解!3行まとめ」を毎営業日配信!お役立ちマネーコラムも
↓下のボタンからフォローをお願いします

わらしべ瓦版を
Facebookでフォローする

わらしべ瓦版をFacebookでフォローする