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オンラインセミナー・スクールのメリット・デメリットとは?注目セミナーも紹介

2020/11/20

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生活様式が激変した2020年。ありとあらゆることの変化に対応していく必要があった1年だったのではないでしょうか?
今まで当たり前だった、学校に行くこと、会社に出勤すること、コンサートや演劇を観に行くこと、スポーツをすること、外食をすることなどすべてが制限されました。
このような環境下、オンラインを使用した様々なことが急激に増加しました。代表的なものとしては、リモートワークに伴う社内会議などのコミュニケーションツールが挙げられますが、スキルアップやキャリア形成を考えている方たちのためにオンラインセミナー・スクールも増加し、種類も内容も充実してきています。
自宅にいながらオンラインでたくさんのことを学ぶことができるようになってきた昨今。今回はオンラインセミナー・スクールのメリット・デメリットを考え、その実態や、具体的な内容、種類などを紹介していきたいと思います。

オンラインであることのメリット・デメリット

まずは、オンラインセミナー・スクールのメリット、デメリットを考えてみましょう。

 メリットデメリット
主催者
主催者
  • ①集客範囲が広い
  • ②コストを削減できる
  • ③会場を用意する必要がない
  • ④撮影した動画を再利用できる
  • ①ビデオがない場合は参加者の反応がわかりにくい
  • ②設備・通信トラブルのリスク
参加者
参加者
  • ①いつでも気軽に受講できる
  • ②どこでも気軽に受講できる
  • ③一人で気軽に参加できる
  • ①インターネット接続が絶対条件
  • ②モチベーションの維持
  • ③個別の質問がしにくい

※上記は一例であり、全てを表すものではありません。

主催者側は移動時間あるいは交通費、会場の確保などのコスト削減などでメリットがあるようです。参加者も移動時間がないことから時間の節約ができることは大きいでしょう。
デメリットとしては、一番は設備・通信のトラブルによる混乱です。また参加者もはじめの設定に煩雑さを感じる方も多く、オンラインを導入することをためらっている方も多いようです。それでは、オンラインセミナー・スクールを受講するには、どんな準備が必要なのでしょうか。

主催者側参加者側
場所 スタジオ、会社の会議室など
ネット環境のある場所
自宅またはネット環境のある場所
必要なもの ツール、カメラ ツール、PCやタブレット端末、
スマートフォン
費用 ツールの利用料金 無料のものから、
月額制まで幅広い

※上記は一例であり、全てを表すものではありません。

オンラインセミナー・スクールの開催や参加にはツールが欠かせません。しかし、基本的にはWebブラウザが利用できる環境があれば、参加者はデスクトップPC・スマホなどのモバイル環境から気軽に参加できます。「ウェビナー」という言葉を聞いたことがありますか?「ウェビナー」とは、ウェブ(Web)セミナー(Seminar)を掛け合わせた造語です。今やウェビナーツールは数多く存在し、利用用途、規模、ライブ配信or録画配信、アンケート機能の有無、リアルタイムでの質疑応答の有無、予算などから、主催者側がツールを選択します。代表的なものとしては、Zoom(ズーム)やV-cube(ブイキューブ)といったものが人気です。 無料で使用できるものがあるので、気軽にはじめられそうですね。

注目のセミナー

これまでオンラインセミナー・スクールのメリット、デメリットをお伝えしてきましたが、実際、どんなオンラインセミナー・スクールがあるのかを見ていきましょう。

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<投資セミナー>
銀行や証券会社、運用会社などが主催する投資に関するセミナーで、コロナ禍で対面セミナーが激減しているなか、オンラインセミナーは急速に数を増やしています。投資に興味はあるが、どんなセミナーに参加したらいいかわからない、会場に出向くことや対面での参加をためらっていた方たちにもオンラインセミナーなら気軽に参加することができます。無料、有料の違いはありますが、NISAやiDeCo、株、不動産投資信託証券(REIT)など、様々なお金に関するセミナーが開催されています。独学で勉強するより、セミナーに参加することでより早く知識が身についたり、思わぬ知識を得ることができる可能性もあります。興味があれば気軽に参加してみてもいいかもしれませんね。

  • 費用:無料のものから、1回3,000円程度

<メイクレッスン>
実際に画面を見ながら先生が細かく指導してくれるので、対面と変わらず受講ができるようです。自分でメイク道具を用意しなくてはならないなどの難点もありますが、自分磨きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

  • 費用:マンツーマンレッスン 5,000円/60分、グループレッスン(少人数) 3,500円/90分 など

<料理教室>
空き時間に自宅のキッチンで参加できることもあり、人気が高まっています。また通常の料理教室と比べて、手軽にかつ安い授業料で参加することができたり、手元をアップで映してくれたり、録画したものを繰り返し見ることができることも人気の理由のようです。また、日本人の講師はもちろん、世界中の料理教室にも参加でき、本格的な海外の料理を学ぶことができます。中には魚のさばき方教室などもあるようです。
デメリットとしては、事前に材料や調理器具を準備する必要があること、味や質感などの細かい部分が伝わらないなどといったことが挙げられます。

  • 費用:グループレッスン 1名3,000円ぐらいが多数

<婚活セミナー>
男女の出会いも対面はせずオンラインで行うサービスも増えているようです。
実際にホームページを見てみると、ボジョレーヌーボーの解禁日に講師による基礎的なワイン知識を学びつつ、ワインを飲みながら、自宅で複数の人と個別に楽しくお話ができる仕組みになっていたり、一緒にオンラインゲームを楽しむことができたりと、様々な趣向が凝らされています。出会いの形も時代とともに変化していますが、このコロナ禍でオンラインでの出会いが増えているのかもしれません。また、オンライン結婚式なるものも登場しています。食事や引き出物などは各家庭に配布されるので、同じものを食べ、同じ時間を共有できる仕組みになっているようです。

  • 費用:無料から月額制まで様々

そのほかには、書道教室・絵画、漫画・イラスト教室、写真教室、演技指導など、多岐にわたります。

オンライン下では、時間を選ばずに気軽に世界各国の様々なセミナーやスクールで学ぶことができるようになります。またどんな環境でもスキルアップや人生設計、趣味に至るまで、学びのスピードを止めずに、行えることはオンラインであることの強みだと思います。一方ですべてがオンラインになってしまうと、人との関係が希薄になってしまうのでは?と心配になってしまう方も筆者を含めていらっしゃるかもしれないですね。ともあれ、オンラインは急速に私たちの生活に浸透してきました。新しいことを取り入れることは手間でもあり、エネルギーが必要ですが、一歩踏み出してみることで、今までとは違う景色が見えることもあります。時代の流れとうまく付き合いながら、自分にあった方法で楽しく学んだり、キャリアアップをはかったり、人生設計をすることが、これからの私たちに必要なことなのかもしれません。

最後に

最後に余談ですが、筆者の78歳になる義母も大学の生涯教育プログラムをオンラインで受講しています。コロナ前までは通学をしていましたが、コロナ禍でオンライン授業の参加を余儀なくされました。オンライン授業になるということで、当初は受講をあきらめていましたが、一念発起し、タブレット型PCを購入して、ツールを入れ、今では毎週欠かさず授業を受けています。もちろん、タブレットの購入からセッティングに至るまで、すべてサポートに入りましたが、高齢の義母がコロナ禍での生活様式の変化に対応し、楽しく学んでいる姿を見て、頭がさがる思いでした。ただ、授業後に生徒の皆さんとお茶をしながら、他愛のない会話をすることも受講の楽しみの一つだったようなので、そこは残念に思っているようです。今後は、オンラインと通学を交えながら、元気に老後を楽しんでほしいと思っています。

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