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アセットマネジメントOne

投資をまだ始めていない若い人たちへ、投資を始めてみませんか(後編)

2019/05/10

ふやす

初心者の友達にも投資を勧めたい理由とは

前編ではそれぞれ投資の体験談を赤裸々に語ってもらいました。後編ではお金や投資の考え方について掘り下げていきます。「友達に投資を勧めるか?」と聞いたところ、全員自信を持って「はい」と答えていました。そこのところをじっくり聞いてみましょう。

今回の座談会のメンバーを紹介します。

らー らーさん 商品開発担当(男性)
投資開始年齢は20歳。メンバー内最若手、フットワークの軽い好青年。
チムニー チムニーさん 営業企画担当(女性)
投資開始年齢は28歳。子育てと仕事の両立に奮闘する新米ママ。
ビジョン54 ビジョン54さん 運用担当(男性)
投資開始年齢は22歳。ゴルフの腕前がプロ級の現役ファンドマネジャー。
ありさん ありさんさん 営業担当(女性)
投資開始年齢は22歳。証券会社の勤務経験もある買い物好きOL。
ノーライン ノーラインさん 研修講師担当(男性)
投資開始年齢は18歳。高校生から投資に目覚め、投資の酸いも甘いも経験済み。
筆者 筆者

投資をはじめてなにか変った?実際のところもうかってる?

筆者
筆者
投資を始めてなにか変化はありましたか?実際のところ、現在皆さんの資産はプラスの成績ですか?

らー
らー
投資を始めてからは全体としてプラスになっているのではないかと思います。おカネに対してより真剣になりました。いつも勝った負けたをみているわけではないけれど、今はどれくらいなのかなと、まじめに考えるようになったと思います。

ノーライン
ノーライン
長期的には、プラスな気がします。積立てが多いので、マイナスではないと思います。

チムニー
チムニー
運用会社に勤めていたら必要なことですが、以前より経済に興味を持ち、資産をポートフォリオで考えるようになりました。また、夫と家で抵抗感なくお金の話しをするようになりました。お互いの考え方などを共有するようになり、家庭のポートフォリオはどうとか、作戦会議をしています。

ビジョン54
ビジョン54
色々商品を持っていましたが...、だいたいプラスだと思います。

ありさん
ありさん
突然解約して資金を用意していたのですが、奇跡的にも実際損を出したことはないです。

購入後に気を付けていることは?

筆者
筆者
みなさんに運用方法や商品の選び方について聞きましたが、購入後は何か気を付けていることはありますか?ポートフォリオのバランスを考えてファンドを買い増したり、リバランスをしていますか?

ありさん
ありさん
ポートフォリオでみていないです。ネットで「あなたのポートフォリオはこれです」といった提案が出ることがありますが、参考程度にとどめています。年金運用のアロケーションの話をするコラムもありますが、みなさん参考にしていますか?

らー
らー
他の人のポートフォリオを参考にするということはないです。相場全体的にみて、この市場が割安だなと考えて買う、という感じです。自分の持っている商品の中で、プラスになっている商品を売って新しいのを買うという投資をしています。

投資を始めるハードルや面倒くささはなかった?

筆者
筆者
みなさんすんなり投資を始めているようですが、なにか面倒くさかったことや、始めるのに抵抗を覚えるようなことはありませんでしたか?

ありさん
ありさん
最近は、口座開設の申請は、ほぼ全てネットで完結するところも多くてとても簡単です。写真もパシャっと撮ってアップロードできて、申請書を郵送する必要がない販売会社もあります。どの販売会社も、簡単に申請できるように工夫しています。

らー
らー
「それを調べることすらめんどくさい人」にとってはハードルになるとは思いますけれど。

筆者
筆者
ほんと今日座談会に来ているみなさんには投資に対する足かせが見当たらないです。

ノーライン
ノーライン
それだけ、みんなが思っているより投資を始めるハードルは低いということだと思います。

らー
らー
わたしも、大学生がサークルで投資をやっている本をみて、「へ~、大学生も投資をやってるんだ。そんなにハードル高くないのかな」と思いました。また、最近は、金融機関に勤めていない友人からも投資について聞かれるようにもなりました。

ありさん
ありさん
みんな、まわりの友人や、職場で投資をしているという話題が出たらやると思います。その人が「簡単だよ」、と言えば特に。ふるさと納税と一緒で、「わたしやってる」といったら、「じゃ、やってみよう」と思うように、まわりのみんなが始めるようになるのだと思います。

みんな 
そうそう。確かに

筆者
筆者
それでは投資を始めてよかったですか?友人に勧めますか?

ありさん
ありさん
悪いとは思わないです。

ビジョン54
ビジョン54
友達にきかれたら、やった方がいいと話します。

チムニー
チムニー
わたしも、絶対もうかるとは言えないけど、やった方がいいと言います。

らー
らー
投資を始めてよかったし、やった方がいいよといいたいです。投資をギャンブルのような投機と混同している人が多いのだと思います。投機だったら勧めないけれど、長期で値上がりを狙う投資信託だったら、軽い気持ちでまずは少額から試してみたら、と言えます。運用会社の人間だったらもっと理由を説明した方がいいのかもしれませんが、最初は理屈抜きで始めても少額なら全然問題ないんじゃないかと思っています。それに、投資信託は、仮想通貨のような投機的な商品と比べてあっという間に半分になるようなこともそうそうないですから。投資を続けるうちに興味が広がって、経済や商品についていろいろ調べたりするようになると自分の知識も増えますし、お勧めしたいと思います。

投資をやらない理由は?

筆者
筆者
確かにもうかるかどうかは不確かですが、簡単に始められて、知識も広がるという意見が多いようです。それでは、なぜ投資をやらないのだと思いますか?

ノーライン
ノーライン
個人的な意見ですが、おカネ(現金)にしておくともったいないという感覚がないんだと思います。逆に、その感覚があると、投資しないことの方が不思議でしょうがなくなるんですけど。

ありさん
ありさん
投資をしようとか、投資をしているとか、その周りの人と話題に上らないんだと思います。ふるさと納税は「あ、あの人もやってるんだ。やってみようか」と始めた人がいるけれど、投資については話題があがらず、知らないので投資をしようとならないんだと思います。

チムニー
チムニー
損するかも、と思うと踏みとどまってしまうのでしょうか。今日この座談会に来た人たちは最終的には儲かると思っているけど、投資をしない人は、「儲からないもの、損をするもの」と決めつけているからやらないのではと思います。

らー
らー
確かに下がることもあるし、いずれ上がるだろうと思っています。それに額にもよりますが、僕は損すること自体をそれほど悪だと思っていません。投資信託に限って損することを何でそんないやがるのかなと思います。普通の買い物だと、買わなくてよかったものをつい買ってしまって無駄遣いすることってありますよね。損をしてもそれと一緒なのではと思います。

ありさん
ありさん
確かに3万円で買った服を、1回も着ていないままネットで1万円で売ったことがあります。それを投資で考えると2万円の損になりますよね。

らー
らー
そうです。それと同じ。
それから、シーズン変わって以前買った服が、例えばバーゲンセールで半額に値下げされていても、しょうがないかと受け入れられるのに、投資信託だけは拒絶されているのはどうも納得がいきません。確かに10万、20万円損をするのは許容できないかもしれないけど、損しても服の金額の範囲内くらいでまずは始めてみればいいと思います。

ビジョン54
ビジョン54
最初は周りでやっていないと投資する方向に動かないと思います。「投資しないと損だ」くらいに言えたらいいです。

投資をしていない若い方へのメッセージ

筆者
筆者
最後に、投資をしていない人へ、何か激励のメッセージをお願いします。

ビジョン54
ビジョン54
投信について聞かれることが多くなりました。潜在的にやってみたいと思っていたり、興味がある人は多いのかなと思います。投信だったら、急に半値になるような下がり方はめったにしないと思います。ありきたりだけど、まずは小さい額からやっていけばいいと思います。

ノーライン
ノーライン
おカネのことをもっと好きになった方がいいと思います。好きになればなるほどお金の方が好きになってくれると思っています。関心を持てれば経済や金融に関する情報にも敏感になれますし、いい思いもできると思います。

チムニー
チムニー
友人を見て思うのですが、女性はライフイベントに対して、そのイベントが来るずいぶん前からまじめに考えて準備したい人が多いのではと思います。そこで投資信託は、備えるための楽しいチョイスではないかと思います。価格が動くからこそ工夫する楽しさもありますし、なにより将来にも備えられます。おもしろいよと伝えたいです。

らー
らー
楽しんでやればいいと思います。自分も「老後について備える」だと遠すぎてまだいいや、と思うので、楽しくやれる範囲で始めてみてください。

ありさん
ありさん
そうだね。わたしも、何度か全売却して投信口座を0円にしていますしね。

らー
らー
少額でもあがったらやっぱりうれしいです。投資をやらない人は、マイナスになるのが怖いって思ってしまうのでしょうが、実際、自分で投資を始めてみて毎日基準価額をチェックすると、意外に動かないものなんだなと思いました。値動きをするからもうかるチャンスがあるわけですから、逆に値動きしないとつまらないくらいです。値動きが不安って思う人もいるけれど、投資し続けていると値動きがあるから、なんでそう動いたんだろう、と考えますし、勉強にもなります。

ビジョン54
ビジョン54
最初の頃は確かに楽しむ気持ちでやっていました。始めはテーマ型ばかり買ってどんな動きをするのかみて勉強していました。そういう目的で始めつつ、一回でも自分の投資方針でプラスになる経験をすれば続けやすいのかもしれません。

ありさん
ありさん
個別銘柄への株式投資などに比べれば、大体の投資信託は、ちょっと上がるか、ちょっと下がるかだと思っています。逆に1,000倍を夢見て投信を買っているわけではありません。余裕資金の中でやっていれば、損しても投資を始めたこと自体を強く後悔することはないと思います。

ノーライン
ノーライン
そうですよね。「最低限の現金を手元に置いておいて投資をする」ですよね。個人はプロの投資家と違って、時間軸が長いです。1年で勝負しなければならないなんてことはなく、もっと時間があります。積立なら下がっても安く買えるので、取り戻すチャンスも広がります。特に若い世代の方には、時間軸も重視してもらいたいです。


今回の座談会では、「老後のために資産形成を始める」ではなく、まずは、あまり難しく考えないで少額から投資を“試してみては“という話になりました。参加した同僚は、選ぶ商品は投資する中で変わりもしますし、お金が必要なときには売却もして、無理せず自分の状況に応じてやってもいます。そして一番強く感じたのは「投資を楽しんでやっている」こと。この座談会における投資の考えや方法は、あくまで参加者個人のものですが、それぞれが、それぞれの方法で投資を人生のプラス材料として活用していることは間違いありません。ぜひ参考にしていただけたらと思います。

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