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金融のプロになるために役立つ資格とは?活用次第で大きな強みにも

2019/10/11

知恵のハコ

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「人生100年時代」といわれている現代社会において老後の資金などが問題視されるなか、資産形成のためにアドバイスを求めるニーズが高まっています。めまぐるしく変化する金融システムや社会情勢に対応するためには高い金融リテラシーが求められ、金融のプロの需要はこれからも高まると考えられます。では、どのように知識を身に付ければプロとして成長できるのでしょうか?
金融のプロとして成長するための1つのプロセスとして、資格の取得が挙げられます。資格を保有していれば一定の知識を持っていることが証明されるため、周囲へのアピールなどにもつながるでしょう。今回は金融のプロとして成長できるような資格をご紹介いたします。

① 外務員

難易度:☆☆

外務員とは、証券会社や銀行などの金融機関で金融商品を取り扱う人のことを指します。顧客に金融商品を販売、勧誘するためにはこの資格が必ず必要とされています。金融機関に勤務している人以外でも取得可能であり、金融商品に関する基本的な知識を学習することができます。
外務員には一種外務員と二種外務員の2つの資格があり、それぞれ選択式の試験に合格することで資格を取得することができます。

一種、二種外務員資格試験→合格→一種、二種外務員

② ファイナンシャル・プランナー(FP)

難易度:☆~☆☆☆

「FP」というと、皆さまも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?FPは個人のライフプランに合わせて資金計画を立てサポートする人のことを指します。具体的には、家計管理や老後の生活設計、保険、資産運用など、わたしたちの生活でお金に関わることをプランニングします。
等級は1級から3級まで3つ存在し、それぞれの等級に学科試験と実技試験があります。そのどちらもクリアすることで「技能士」を名乗ることができます。

3級、2級、1級FP技能検定(学科試験+実技試験)→合格→3級、2級、1級FP技能士

③ 証券アナリスト(CMA)

難易度:☆☆☆

資産運用に携わる人が取得を目指す資格といえば、まずCMAが挙げられます。CMAとは各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルのことです。この資格は、運用を行うファンドマネジャー、企業の分析を行うアナリスト、経済分析を行うエコノミストなど様々な分野で活かされています。
試験は1次、2次を受ける必要があり、1次、2次試験に合格し、かつ3年間の実務経験を経て初めて資格を取得することができます。

1次レベル(通信講座+試験)→合格→2次レベル(通信講座+試験)→合格→CMA

④ CFA協会認定証券アナリスト(CFA)

難易度:☆☆☆☆

CFAは一般的に米国証券アナリストと言われており、グローバルスタンダードな資格として知られています。 CFAは世界的に普及している資格で、資格保有者は世界で約16万人(2018年9月13日時点)となっています。しかし、試験が英語ということもあってか日本ではまだ広く普及しておらず、資格保有者は約1,300人(2018年9月13日時点)となっています。経済学や統計学、定量分析はもちろんのこと、職業倫理なども学習プログラムに含まれており、資格勉強を通じて投資のプロフェッショナルに成長できるとされてます。Level1からLevel3までの3段階の試験に合格し、かつ4年の実務経験を経て資格を取得することができます。

Level1(試験)→合格→Level2(試験)→合格→Level3(試験)→合格→CFA

⑤ 中小企業診断士

難易度:☆☆☆

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行います。専門知識を用いて企業の現状分析を行い、そして成長戦略をアドバイスします。中小企業へのアドバイスのみならず、中小企業と行政・金融機関等をつなぐパイプ役としても活躍しています。
中小企業診断士の資格を取得するまでのルートはいくつか存在しますが、最も一般的な流れは1次試験、2次試験に合格した後、15日間の実務補修を経て中小企業診断士登録となります。1次試験は7科目、2次試験は4科目の筆記試験+口述試験と試験の数が多く、さまざまな分野をカバーすることが求められます。

1次試験→合格→2次試験→合格→実務補修→修了→中小企業診断士

いかがでしょうか。今回は金融のプロとして活躍するために必要な知識を学べるような資格についてご紹介しました。資格勉強は取得が目的とされがちですが、取得を目指すことで多くの知識を積極的に取り入れることが出来ると考えれば、有効な手段となりうるのではないでしょうか。今回ご紹介した資格は難易度の高いものが多く、保有しているだけでも一定の能力を証明してくれますが、プロとして活躍するためには実務経験を通したスキルを身に付けることも重要となります。知識と実務経験を兼ね備えることで初めて、現代社会に求められているようなプロになることができるでしょう。

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