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はじめての日経新聞 ~読み方のポイント!~

2019/07/05

知恵のハコ

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今年新入社員となった方や現在就職活動中の方、それ以外にも世の中の動きなどを把握するために日経新聞を読んでみたいけど何となく難しそうと思っている方・・そんな皆さまに読み方のポイントをご紹介します。コツさえつかめば誰でも簡単に世の中の動きを掴むことができるようになると思いますよ。

新聞の情報に触れている人ってどれ位いる?

新聞の情報に触れている人はどの位いるのでしょうか。筆者が社会人になった十数年前と比べて、電車の中で新聞を読んでいる人を見かけることは少なくなったように思いますが、最近は紙だけではなく電子版やインターネットでニュースを見るという方も多いと思います。
日本新聞協会によると、紙の新聞を定期購読しているかどうかにかかわらず、テレビやインターネットなどで拡散した新聞の記事や広告に触れた人も含め、何らかの形で新聞の情報に触れている人は全体の9割以上に上るそうです。

新聞の情報に触れている人の割合
新聞の情報に触れている人の割合

※調査期間:2018年11月1日~2018年11月13日
出所:一般社団法人日本新聞協会「2018年新聞オーディエンス調査」をもとにアセットマネジメントOne作成

筆者が新入社員の頃は、新聞と国語辞典は社会人の必須アイテムであると上司に教わったことを思うと、新聞そのものに触れる機会はかなり少なくなりました。しかし、情報収集の方法は多様化しても、新聞の情報の存在感は今も変わらず大きいことが分かります。

日経新聞ってどんなことが書いてあるの?

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情報量が多く難しい専門用語が並ぶ日経新聞ですが、具体的にはどんな記事が書かれているのでしょうか。構成内容は概ね以下の通りとなっています。

一面、総合、政治、金融経済、国際、企業、投資情報、マーケット総合、証券、スポーツなど

どの記事も内容が非常に濃く文字数も多いのですが、この全てを完璧に読み込むには毎日かなりの時間を要してしまいます。
そこである程度自分の知りたい情報に的を絞って、効率的に読み進めていく必要があります。

【ポイント1】
何のために読むのかという目的をはっきりと持つ

当然といえば当然ですが、あれだけの情報量をただ漠然と読んでいたのでは、すぐに挫折してしまいます。
例えば「最近、ある投資信託を購入したのでその値動きが気になる!」という場合、まずは投資信託の基準価額が載っている“オープン基準価格”をチェックします。その次に基準価額はなぜ変動するのかということに注目すると、今度はマーケット総合面をチェックします。マーケットが動くには多くの場合、相応の理由があり、それが金融経済面、政治面、国際面などに詳しく書いてあります。それは企業の決算発表や経済指標の結果、また各国の要人の発言などです。このように読む目的をはっきり持つと知りたいことが明確になり、多くの情報の中から読むべきポイントが浮かび上がってきます。
 就職活動中で面接対策に・・・という方にとっては、希望する業界・業種の動向、景況感などについての理解を深めることも重要ですね。

【ポイント2】
全ての記事を深追いしようとしない

日経新聞はその文字数の多さからも分かる通り、記事の内容がとても深く用語も専門的です。
そのため全ての内容を理解しようとするのではなく、最初は目に留まった記事から読みはじめてはいかがでしょうか。気になる記事のタイトルが見つかったら、そのすぐ下に書かれているリード文を読みます。そこに記事の内容が要約されており、大体の内容を把握できます。さらに詳しく知りたいと思ったら、その先の本文を読んでいくと順序立てて理解しやすいと思います。

イメージとしては、「件名(おっ!気になるな)」→「リード文(ふむふむ)」→「本文(じっくり)」というように三角形のピラミッドを作り上げていくことをイメージしながら読むと理解しやすいですね。

三角形のピラミッド(イメージ)

【ポイント3】
 “きょうのことば”が教えてくれること

その日の新聞で重要なキーワードだと思われる用語には、“きょうのことば”に分かりやすく解説が書かれています。新聞を読む前にまずそこをチェックしてから読み始めると、より内容が理解しやすいかもしれません。
毎日“きょうのことば”の内容習得を積み重ねていくと、ビジネスシーンでの雑談も、より質の高い有意義なものになるかもしれませんね。

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最後に

楽しく読み続けるコツとして、新聞を読む環境づくりというのも大切かと思います。毎朝20分早起きして、会社近くのカフェでコーヒーを飲みながらゆっくり新聞を読むという習慣も贅沢な時間です。ぜひ皆さまのライフスタイルに新聞を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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