●冷蔵庫＜「今日のごはん何？」へのイライラが無くなる＞

Society5.0での冷蔵庫のキーワードは「エコ」と「時短」。冷蔵庫の扉の開閉記録から消費電力などを確認できるようになり、自然にエコの意識が高まります。さらに、冷蔵庫内にある具材から作ることのできる料理を知ることも可能です。これで、家族に「ごはん何がいい？」と聞いて「何でもいいよ」と返されるイライラも、仕事で疲れた状態で献立を考える必要もなくなります。この機能がさらに進化すれば、今まで作った献立の記録から、人間が作りたいであろう料理を推測し、冷蔵庫がスマートフォンなどを通して足りない食材とその金額の情報を合わせて献立の提案をしてくれる。そして人間はスマートフォンのOKボタンをクリックすれば食材が注文され、自宅に届くなんてことも可能になるでしょう。今まで献立を考えていた時間を家族と過ごせたり、自分の趣味に使えたりなど、生活の質も高まります。また、必要な食材を的確に知らせることで食材が余ることもなくなり、金銭面でも余裕ができるでしょう。

●自動車＜車内でくつろいでいたらいつの間にか目的地に！？＞

Society5.0で最も私たちの身近なものの一つになるものが、自動車の自動運転です。自動車自体による車線の把握や車間距離の把握により、自動的な速度の調整や自動的なブレーキが行われることで人間が運転に集中しなくてもよくなります。これがさらに進化すれば、人間が自動車内で本を読むことや寝ることも可能になり、自動車内でより充実した時間を過ごすことができます。 さらに、IoTにより路上のセンサーが周囲の自動車の数や天候を把握することが可能となり、自動車に指示を出すことで交通量を調整し、事故を未然に防ぎます。また、事故がなくなれば渋滞も解消され、円滑な交通が実現されるでしょう。長期休暇中の楽しい旅行中に渋滞に巻き込まれ、折角の旅行が台無しになることもなくなります。

こうしたSociety5.0のキーワードである「IoT」や「AI」は、投資の世界でも大きな注目を集めています。新たな社会は新たな需要を生み出すことから、そこには多くの投資アイディアが散りばめられています。今回は冷蔵庫と自動車を取り上げましたが、医療や金融、農業といったさまざまな分野で「IoT」や「AI」は普及し始めており、新たな需要を生み出しています。皆さんも、こうした広がる未来の世界から投資アイディアを発掘してみてはいかがでしょうか。

※上記の内容が将来実現される保証はありません。