アセットマネジメントOne

年末年始マーケット展望スペシャル 2021年のマーケット大予測 ~国内株式から為替相場まで~

特別企画!

当社ファンドマネジャーによる
スペシャル座談会

2020年の振り返りと2021年の見通し

スペシャル座談会
2020年の振り返りと
2021年の見通し

国内株ファンドマネジャー編

国内株市場は2020年大きく変動しました。そのような中でファンドマネジャーがどのように考え行動したのか。2020年の振り返りと2021年の見通しについて語ってもらうため国内株アクティブファンドを運用する4名のファンドマネジャーが12月上旬に集合しました。

ファンド
マネジャーA

運用経験年数15年、
担当公募投資信託4本

ファンド
マネジャーB

運用経験年数26年、
担当公募投資信託2本

ファンド
マネジャーC

運用経験年数15年、
担当公募投資信託6本

ファンド
マネジャーD

運用経験年数22年、
担当公募投資信託3本

2020年を振り返って

はじめに、激動の2020年が終わろうとしていますが1年を振り返ってもらうことにします。一言でいうとどんな年でしたか。

ファンド
マネジャーA

ジェットコースターのような1年でした。DX(デジタルトランスフォーメーション)や各種オンライン化など将来起こるであろう変化が前倒しになった1年でしたね。

ファンド
マネジャーB

相場は大荒れして厳しい局面もありましたが、世界にとって大きな転換期になった年だと感じています。
特に日本では、5∼10年先に起こると思われていたことが前倒しに実現するなど、必ずしもネガティブなことばかりではなかったな、と思っています。

ファンド
マネジャーC

これからの世界にとって様々なことの起点となる年になったのではないでしょうか。コロナで一気に明確になり、今後の方向性が出てきた年といえそうです。

ファンド
マネジャーD

マーケットは現在も進行中ですから、正直言って振り返る余裕はありません。コロナ・ショックで急落したものの4月から11 月までは比較的マーケットも堅調に推移したので展開としては余裕がありましたが、12月に入りやや調整しておりこれがどこまで続くのかが目先の関心事です。

コロナ・ショック時の対応

ファンドマネジャーのみなさんが言われるように、2020 年は新型コロナウイルスの影響を受け、世の中の動きが大きく変わった1年でした。感染拡大が続き、市場では、日経平均株価が3月に一週間で3,000円以上下落するなど、コロナ・ショックと呼ばれるような急落もあったわけですが、その時どのような対応をされたのでしょうか。

ファンド
マネジャーA

これまで、経験したことがない世界になるという局面では身を縮めました。3月中旬の日銀のETF買い入れ枠増大を機に、リスクを取りに行く方向にかじを切りました。

ファンド
マネジャーB

これまで同様に基本に忠実に対応しました。急落の局面では、経営の質が高く、成長を継続している企業は誰しもが厳しい環境にあっても必要不可欠なサービスや製品を供給しており、一段の企業努力などにより環境を味方につける傾向があるため、長期的には割安であると判断し購入しました。

ファンド
マネジャーC

コロナ禍の中でも成長が期待できる企業を探し出し、投資を行いました。ピンチの時ほど企業も運用も差が出ると考え、普段と変わらず積極的に調査活動を行いました。

ファンド
マネジャーD

コロナ禍による社会活動の制限によって影響を受ける不動産、電鉄といった業種の組み入れを引き下げ、インターネット関連業種の組み入れを高めました。

日米トップ交代の影響は

2020年は政治の面でも大きな動きがあった年ですね。日米両国ではトップの交代が決まりましたが、その影響や注目ポイントを教えてもらえますか。

ファンド
マネジャーA

米国の新政権では「環境への配慮」がよりクローズアップされると考えています。投資という側面ではESGが世界的に加速する可能性もあるのではないでしょうか。日本においては「デジタル庁」創設で世の中がどう変わるか注目しています。

ファンド
マネジャーB

菅政権は規制改革を重視しており、携帯キャリアや地銀などさまざまな分野へ影響が出るでしょう。
規制改革の恩恵が享受できる銘柄を見落とさないようこれまで以上に丁寧にリサーチを行う必要があると考えています。また、バイデン政権は環境政策を優先事項として掲げています。日本には高い技術力を有する企業が多く存在しており、これらに対し対応力を高めることができれば大きく成長できるとみています。

ファンド
マネジャーC

経済の再成長に向けた経済・産業政策がポイントですね。菅首相は、人とお金の新しい流れを創る政治家だと考えており、日本経済にプラスになると期待しています。

ファンド
マネジャーD

米国のパリ協定への復帰と日本のエネルギー政策に注目しています。また、新たな環境規制や規制緩和が様々な業界に与える影響にも注目しています。

2021年の見通し

それでは、こうした状況を踏まえながら、2021年はどうなるのかファンドマネジャーのみなさんの見通しをきかせてください。

ファンド
マネジャーA

コロナ禍において投資家から距離を置かれた銘柄のうち、復活する企業と、距離を置かれたままの企業の違いが鮮明になると考えています。株価が大きく上昇した中小型株については、期待だけで上昇した銘柄は、期待の剥落とともに株価も下がる可能性があるでしょう。

ファンド
マネジャーB

日本株は堅調な1年になるのではないでしょうか。新型コロナウイルスのワクチン接種が進むにつれて経済活動再開が期待されることに加え、各国の中央銀行は金融緩和を継続すると見込まれることから、株価は緩やかな上昇基調が続くとみています。

ファンド
マネジャーC

経済の回復、社会生活の正常化を実感できる年になると思います。株式市場もそれを反映して堅調な動きになると見ています。年後半からは、2022年以降の世界経済の成長力を改めて考えるフェーズになるのではないでしょうか。

ファンド
マネジャーD

経済の正常化がすすむなかで、変わらず企業努力を続けている企業などは、市場の想定以上の業績回復が期待できるのではないかと考えています。

2021年の注目テーマなどについて

ファンドマネジャーのみなさん、ここまでありがとうございました。それでは最後に2021年の注目テーマやセクターがあれば教えてください。

ファンド
マネジャーA

投資家から距離を置かれた企業の復活を最も注目しています。インバウンド関連やエンターテイメント、アミューズメントなど。世界中の人々の「辛抱の1年からの解放」による消費行動がキーワードです。

ファンド
マネジャーB

DXで事業のデジタル化に対応できる企業に注目しています。このような企業は、データ蓄積をもとにサービスに磨きをかけることで利用者が増加し収益が拡大するという性質を持っていると思います。日本全体でデジタル化が進むなか急速に成長していくと予想しています。

ファンド
マネジャーC

グリーン、デジタルは引き続き注目しています。また、アフターコロナを見据えると娯楽ブームがキーワードですね。金融政策正常化に向けた動きも意識する必要があるのではないでしょうか。

ファンド
マネジャーD

バリュエーションなどの面から製造業全般に注目しています。その中で業績改善が期待できる企業の選別をしていきたいと思っています。

ファンドマネジャーのみなさん、本日はありがとうございました。
大きく変動した2020年から、経済および社会生活の正常化を実感する2021年へ。今後も投資家のみなさまのご期待にそえるよう尽力してまいります。2021年もアセットマネジメントOne の日本株アクティブファンドにご注目ください。

  • 上記は過去の情報または作成時点の見解であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。また、見通し等は投資環境の変化などにより変わる場合があるほか、アセットマネジメントOneが運用するファンドの運用においてこれらの見通しが反映されるものであるとは限りません。

リートファンドマネジャー編

2020年のリート市場は他のマーケットと同様大きく変動しました。そのような中、株式市場と比べると回復途中と思われるリート市場の2021年の見通しや魅力などについて、アセットマネジメントOneの3名のファンドマネジャーが12月下旬に集合し大いに語ってもらいました。

日本担当

運用経験年数29年

米国担当

運用経験年数20年

豪州担当

運用経験年数14年

2020年を振り返って

はじめに、昨年1年を振り返ってもらうことにします。一言でいうと2020年はどんな年でしたか。

日本担当

新型コロナウイルスに振り回された1年でした。未知のウイルスのためJリートへの影響の予測が立てにくかったものの、賃料の減免、減額、猶予など当初懸念されたほどJリート全体への悪影響は少なかったかなと感じています。事業会社に比べ業績の底堅さや配当の安定性などが再確認でき、Jリートの特性を示せた部分もあったのではないでしょうか。

米国担当

米国リートでは、当初株式市場同様に二極化が進みました。コロナ禍によるロックダウン(都市封鎖)で直接的な影響を受けた商業・小売セクターやホテル・レジャーセクターが大きく下落した一方で、コロナ禍を追い風にしたのが、eコマースを支える産業施設セクターやデータセンターセクターなどでした。ところが11月初旬のワクチン開発の有効性のニュースを受けて、経済の早期正常化期待からそれまでの負け組セクターが大きく反発して二極化の動きが落ち着きました。

豪州担当

新型コロナウイルスの感染者数の増減や政府による景気対策などの政策に大きく影響を受けた1年でした。

2021年の見通し

2020年は新型コロナウイルスの影響を受け、世の中の動きが大きく変わった1年でした。そのような状況を踏まえながら2021年はどうなるのかファンドマネジャーのみなさんの見通しをきかせてください。

日本担当

コロナの収束がどのようになるかによってシナリオは大きく変わるでしょう。経済の正常化が進むというシナリオになれば2020年に確認できた業績の底堅さや配当の安定性などが投資家に改めて注目されると考えています。足もと、株式に比べ出遅れているものの、低金利環境下、配当利回りの高さなどが再評価されるとみています。

米国担当

米国経済の正常化の進展とともにそれまでの負け組セクターが大きく回復するのではないでしょうか。ホテル・レジャーセクターは大きく落ち込んだ稼働率が回復し、赤字から黒字への転換が見込まれ、商業・小売セクターも大幅な改善が見込まれます。一方、2020年好調だった産業施設セクターやデータセンターセクター、インフラストラクチャーセクターなども構造的な変化を追い風に成長基調は維持されるのではないでしょうか。2020年は米国株式と比較して、米国リートのパフォーマンスは劣後しましたが2020年後半からの反発基調が続くものとみています。

豪州担当

財政・金融政策によるサポートが継続する中で、経済活動の正常化にともない業績の不透明感の後退が進み、豪州リートにとってプラスに働くと見込んでいます。本質的には国際的な人の移動の回復がどれだけ進むかがポイントになるでしょう。その後のリスクとしては、豪中摩擦の拡大が貿易停滞などにつながった場合に経済回復の支障となることには注意が必要と考えています。

2021年の注目セクター

みなさんが担当されている国・地域における注目セクターを教えてもらえますか。

日本担当

物流セクターは、需要拡大を背景に堅調な展開が続くと考えています。一方で、現在厳しい事業環境にあるホテルセクターがどのようなテンポで回復が見込めるのか、また、足もとの空室率上昇で先行きが懸念されているオフィスセクターが、どのようなタイミングで見直されてくるのかに注目しています。

米国担当

ホテル・レジャーセクターは、最大手のホスト・ホテル・アンド・リゾートが収益の大幅な落ち込みで最終利益が赤字となるなど収益回復の道のりは長いとみられますが、ワクチンにより新型コロナウイルスを克服し経済活動が正常化すれば、大きく回復するセクターであるとみています。また、あまり馴染みのない森林セクターは、米国の住宅市場の活況を受けて木材価格が上昇しており、森林を育成し木材製品を製造・加工して販売するリートとしてその恩恵を引き続き受けるとみています。

豪州担当

低金利政策の恩恵により不動産鑑定価格の上昇が期待される中で、その上昇に連動して収益増加が期待できるファンド運営管理事業を手掛けるリートに注目しています。また、eコマース拡大による需要拡大を取り込める物流施設開発事業を行っているリートも注目ですね。

各国リート市場の魅力

最後に、みなさんが担当されている国・地域のリート市場の魅力について教えてください。

日本担当

Jリート市場は、業績の底堅さ、つまり配当の安定性の高さが、今回のコロナショックにより再確認できたと考えています。国内株式に対して出遅れが目立つ中、為替リスクを取らずに低金利環境下でのJリートの配当利回り水準は、投資魅力度が高いと考えられるでしょう。

米国担当

米国リート市場は、他国と比較して、歴史が長く、規模も大きく、多種多様なリートで構成された、最も投資妙味のある市場であると考えています。伝統的なリートのほかにも新しいリートが次々と生まれており、それぞれが違った特徴、市場サイクルを持っていることから米国リートのファンドに投資することは分散の効いたポートフォリオになると考えます。また、世界を牽引する米国に物件を持っているリートが多く、相対的に高い米国の経済成長や利益成長の恩恵を受けることが期待できます。米国のダイナミックなイノベーションが米国リートの魅力の1つになっています。

豪州担当

豪州では、賃貸借契約がインフレ率連動条項により、インフレをしっかりと取り込める長期契約が主体となっています。そのため豪州リートは、安定的な内部成長を享受できる市場といえるのではないでしょうか。また、豪州は人口増加が続いており、それによる経済基盤の拡大を開発利益などで取り込んでいけるリート市場であるといえます。豪州リートは、米国リートと異なりリートができる事業に自由度が高く、低金利政策の恩恵による鑑定価格の上昇に連動した収益増加が期待できるファンド運営管理事業を手掛けるリートが多いところも魅力の1つです。

ファンドマネジャーのみなさん、本日はありがとうございました。
大きく変動した2020年から、世界的に経済・社会生活の正常化を実感する2021年になるのか。今後も投資家のみなさまのご期待にそえるよう尽力してまいります。2021年もアセットマネジメントOneのリートファンドにご注目ください。

  • 上記は過去の情報または作成時点の見解であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。また、見通し等は投資環境の変化などにより変わる場合があるほか、アセットマネジメントOneが運用するファンドの運用においてこれらの見通しが反映されるものであるとは限りません。

2020年はこんな年

新型コロナウイルス感染拡大で
2020年のマーケットは大きく揺れ動きました

2020年の日経平均株価の推移とおもな出来事

  • 期間:2019年12月30日~2020年12月30日(日次)
  • 出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成
  • 指数の著作権等:「日経平均株価」は、株式会社日本経済新聞社によって独自に開発された手法によって、算出される著作物であり、株式会社日本経済新聞社は、「日経平均株価」自体および「日経平均株価」を算定する手法に対して、著作権その他一切の知的財産権を有しています。

ちょっと一休み・・・

2020年わらしべ瓦版
アクセス数ランキング
(2020年1月1日~12月31日)

わらしべ瓦版 資産を育てるためのヒントになる情報をウェブマガジン形式でご提供しています。
コロナ・ショックのあった2020年は、アクセス数ランキングからも過去のショックに関心が集まっているようです。

  1. 今だから聞けるリーマンショックの深層、その本当の原因に迫る
  2. 「老後資金2,000万円問題」の裏に隠された、本当に大切なこととは
  3. 投資信託?ETF?あなたなら、どっちを選ぶ?
  4. 今さら聞けない「ギリシャ危機」って何だっけ?
  5. 今さら聞けない「GAFA」ってなに?

2021年はこんな年

2021年は
金融・財政政策などの支援策を背景に
世界的に景気回復がどれだけ進むのかが
注目されます

ちなみに、2021年は「丑年」
丑(牛)は英語で、
BULL(ブル:強気)

アセットごとの振り返り&見通し


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