徹底した分析により実現する
フロンティア諸国へのアクセス
ウィリアム・レッドワード / 佐野 宏

フロンティア・ワールド・インカム・ファンド
設定日:2006年3月31日
商品分類:追加型投信/海外/債券
投資対象:フランクリン・テンプルトン・フロンティア・エマージング・マーケッツ・デット・ファンド(円建て、外国籍投信)

※決算回数の異なる年1回決算コースもあります(年1回決算コースの設定日は2013年9月30日)。

William Ledwardウィリアム・レッドワード
(投資対象ファンドの運用担当者)

フランクリン・テンプルトン 債券グループ シニア・バイス・プレジデント/エマージング債券オポチュニティ運用戦略 統括責任者。当ファンドの投資先である「フランクリン・テンプルトン・フロンティア・エマージング・マーケッツ・デット・ファンド」(以下「ボンド・ファンド」といいます)の運用担当者。1997年にフランクリン・テンプルトンに入社。入社以前は、パリ国立銀行、野村証券、メリルリンチ等で、様々な経済分析業務に15年以上従事。オックスフォード大学にて博士号を取得。

私の投資哲学

幅広い投資ユニバース:投資対象国は80 カ国以上

新興国債券へ投資する際には、新興国債券市場ならではの投資家の特性、債券の流動性や複雑さを理解する必要があります。こうした独自性を熟知することで、市場の非効率性を発掘し、投資機会を見出すことが可能になると考えます。また、投資機会を最大化するには、構成銘柄の地域や発行体に偏りがみられる特定のベンチマークにとらわれることなく、投資ユニバース(投資対象)を広げることが重要であると考えます。ボンド・ファンドの投資ユニバースには80カ国以上が含まれており、通貨や発行体等の観点からも分散投資によるポートフォリオ全体のリスク低減にもつながると考えています。

厳格なファンダメンタルズ分析とリスク管理

ボンド・ファンドでは、まず投資対象国を7項目※を基に3段階のリスク・カテゴリーに分類し、国別の資産配分を検討します。次に、リスク対比の利回り、債券価格の変動性、流動性やバリュエーションを勘案し、現地通貨建ての債券に投資するか先進国通貨建ての債券に投資するかを決定し、銘柄選択を行います。また、信用分析や地域、通貨に応じた投資制限を設定します。このような投資プロセスを通じ、以下の3つを目指した運用を行っています。
① 債券のデフォルトリスクを低減しつつ、高い利回りを獲得
② ベンチマーク構成銘柄や先進国通貨建て債券のみへの投資では得られない分散投資効果の享受
③ 国別、通貨別、発行体別のバリュエーションを重視し、投資機会を厳選することで、相関の低いアルファの源泉を獲得

※7項目・・・流動性、債券保有者に対する債務支払意思、通貨ミスマッチ、債務の支払い期限、偶発債務、商品価格変動リスク、支払い能力

投資家のみなさまへ

新興国は世界経済の約4割を占め年々その重要度が高まっているほか、今後も先進国と比較して高い経済成長が期待されています。また、新興国は信用リスク等のリスクが高いこともあり、先進国と比較して高い利回りを提供しています。一方で、個人が投資するには各国の政治経済状況の分析のほか、投資規制などを熟知する必要もあり、依然としてハードルが高いと考えられます。ボンド・ファンドでは定性分析を重視したボトムアップリサーチにより投資対象国を選別します。現在は、中南米、東欧、中東/アフリカ、極東/アジアの各地域に属する80カ国以上を投資対象としており、ボトムアップリサーチを通じて選別した30カ国以上(2017年6月15日時点)の新興国に投資しています。みなさまと馴染みの薄いと思われる国も含まれておりますが、ボトムアップリサーチの結果、魅力的な投資機会を提供していると判断した国でもあります。新興国市場は投資対象国を選別することで、より魅力度が高まる市場と考えています。当運用戦略は個人での投資が困難な国や通貨へ投資を行えますので、新興国へのアクセス手段としてご活用いただければ幸いです。

佐野 宏さの ひろし(当ファンドの運用担当者)

外部委託運用グループ ファンドマネジャー。2006年12月に新光投信株式会社に入社。アシスタント業務を経て2012年より当ファンドの主担当ファンドマネジャーとなる。主な業務は担当ファンドのパフォーマンスやポジションのチェックなどのモニタリング等。業務においては外部委託先との連携が欠かせず、常に投資家目線に立って対応するように心掛けている。

私の役割

わかりやすく、タイムリーに

私が所属している外部委託運用グループでは、海外の良質な運用戦略の発掘と採用のほか、採用した運用戦略のモニタリングや開示資料の作成も行います。当ファンドの実質的な投資対象となる国は新興国で、投資家のみなさまにとって馴染みがない国も多いかと思います。そのため、開示資料を作成する際にはなるべくわかりやすくお伝えするよう心掛けております。また、新興国債券は先進国債券と比べると信用リスクが高く、デフォルト(債務不履行)となることも少なくありません。そのため、日々のモニタリングはもちろんですがフランクリン テンプルトン社と連携を密にし、常に情報のアップデートを行い投資家のみなさまへタイムリーに情報をお届けできるよう努めております。

投資家のみなさまへ

新興国債券の魅力として「経済成長期待」「債務の安定感」などが挙げられます。新興国はインフラ整備のほか、人口増加を背景とした消費拡大などから経済成長が期待でき、海外からの直接投資を含めた様々な投資需要が高まる可能性を秘めています。また、信用格付けで判断すると新興国は先進国よりリスクが高いとみなされますが、IMF(国際通貨基金)のデータによると新興国の名目GDPあたりの政府債務は2005年以降、先進国の約半分程度で推移しており、先進国と比べて債務水準が低い側面もあります。そのような魅力に加え、投資対象国の選別を精緻に行うことでより高いリターンが得られると考えています。そのため、当ファンドは徹底した分析のもと、より良好なファンダメンタルズの国に分散投資を行うことで、リスクを抑えつつ新興国の経済成長による投資機会を捉えることが期待できると考えます。
なお、当ファンドは決算回数の異なる年1回決算コースもあるため、投資家のみなさまの目的に合わせて選択いただき、当ファンドを通じて新興国の魅力を感じていただければと思います。

ファンドの歴史

フロンティア・ワールド・インカム・ファンド

  • 1 ファンドの誕生 2006年
  • 3 ブラジル国際の利回り上昇 2016年
  • 2 グローバルな金融危機の発生 2007年
  • 1 ファンドの誕生 2006年 1 ファンドの誕生 2006年

    何があった?

    海外の債券に投資するファンドでは、すでに主として先進国の国債等に投資するファンド、格付け会社から投資適格(BBB以上)に評価されている世界各国の企業が発行する社債に投資するファンド等が運用されており、残高も堅調に推移していました。そのような中、より高い金利収益が期待できるアセットクラスとして新興国債券に投資を行うファンドのアイデアが生まれました。

    その時、どう動いた?

    新興国債券は、「先進国通貨建て」と「現地通貨建て」の二種類が存在します。先進国通貨建ては主に米ドルで発行されることが多く、米ドル建ての新興国債券の利回りは、「米国債利回り+新興国の信用リスクに応じたスプレッド(上乗せ金利)」で決定されるため、米国の金利の影響を受けます。現地通貨建ては米ドルより為替リスクが高くなるため、より高い利回りになる傾向があります。当時、新興国債券を主要投資対象とするファンドは先進国通貨建て債券または現地通貨建て債券に特化した運用が一般的でしたが、当ファンドではより魅力的な投資機会の採択や通貨分散の観点も考慮し、先進国通貨建ての債券に加え、純資産総額の最大50%まで現地通貨建て債券を組み入れることができるように設計しています。ポートフォリオを構築する際には、投資国の選別に重きを置いた上で、投資銘柄選択において現地通貨建て債券の利回りが為替変動リスクを取るに値する水準かを分析し、先進国通貨建てか現地通貨建てかを選択しています。

  • 2 グローバルな金融危機の発生 2007年 2 グローバルな金融危機の発生 2007年

    何があった?

    2007年から2008年にかけて、サブプライムローン問題やリーマン・ブラザーズの破たんを含めたグローバルな金融危機が発生しました。新興国は先進国に比べて、政治・経済および金融インフラなどが不安定なため、投資環境の急変の影響をより強く受ける傾向があります。世界的なリスク回避の動きにより、新興国債券市場は大きく売られ、当ファンドの基準価額も大きく影響を受けました。

    その時、どう動いた?

    2007年半ばから、市場のボラティリティ(変動性)が高まっていたため、インドネシアルピア、ナイジェリアナイラ、トルコリラ等の現地通貨への配分を減らす一方で、市場で売られ過ぎて割安になっていたコロンビアペソ等へ入れ替えを行いました。リーマンショック時は、相対的に為替変動リスクの小さい先進国通貨建て債券への投資配分を高めるなど、基準価額の下落を最小限に止めるように努め、後の回復局面に備えました。

  • 3 ブラジル国際の利回り上昇 2016年 3 ブラジル国際の利回り上昇 2016年

    何があった?

    ブラジル中央銀行の目標を上回るインフレやその抑制を目指した政策金利の引き上げを背景に、現地通貨建てブラジル国債の利回りは2013年以降上昇(価格は下落)基調を辿りました。

    その時、どう動いた?

    ブラジルの財政とインフレへの懸念が、現地通貨建てブラジル国債利回りの上昇に繋がり、投資妙味を高めました。このような中、デュレーションの短期化を図る目的で、2014年1月頃にブラジルレアル建ての国際機関債の一部を売却し、同じくレアル建てで残存期間が短いブラジル国債を買い付けました。デュレーションとは金利の変化に対する債券またはポートフォリオの価格の反応の大きさを示す値(単位:年)で、デュレーションが長いほど債券は金利変動に対して感応度が高くなるため、価格変動が大きくなります。ブラジル国債利回りはその後も上昇し続けましたが、この銘柄選択によって、ブラジル国債の価格変動を抑制しながら相対的に高い利回りを獲得することができました。

(期間:2006年3月30日~2017年7月31日)
基準価額[分配金再投資]は、税引前の分配金を再投資したものとして計算していますので、実際の基準価額とは異なります。
基準価額[分配金再投資]=前日基準価額[分配金再投資]×(当日基準価額÷前日基準価額)
(※決算日の当日基準価額は税引前分配金込み)
基準価額は設定日前日を10,000として計算しています。
基準価額は信託報酬控除後です。
上記は過去の実績であり、将来の運用成果等をお約束するものではありません。

主な受賞歴

  • R&I ファンド大賞2013 投資信託/エマージング債券 最優秀ファンド賞
    (評価基準日:2013年3月31日)
  • R&I ファンド大賞2012 投資信託/エマージング債券 最優秀ファンド賞
    (評価基準日:2012年3月31日)
  • モーニングスターアワード ファンドオブザイヤー 2009 高利回り債券型部門 最優秀ファンド賞
    (評価基準日:2009年12月31日)

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※上記評価は、過去一定期間の実績を分析したものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。

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