事業家目線によるバリュー投資
「割安株を見抜く哲学」
マリオ・ギャベリー / 滝口 圭介

米国割安株ファンド
愛称:ザ・バリューハンター
設定日:2014年3月19日
商品分類:追加型投信/海外/株式
投資対象:米国株式

Mario J.Gabelliマリオ・ギャベリー (当ファンドの投資助言を行う運用会社の創業者)

ギャムコ アセット マネジメント(以下、ギャベリー) 会長兼CEO、バリューチームのCIO。ハイスクール時代、ニューヨーク郊外のゴルフ場でキャディーのアルバイトをしていた時に上客の株式ディーラーの話に感化されて株式投資を始めた。コロンビア大学院でバリュー投資の大家グレアム・ドットの愛弟子に師事、その後41歳の時に運用会社を立ち上げる。創業から40年が経ち、その間には幾多の波乱相場を経験し、ウォール街の重鎮として今日に至る。米国では「2010年 マネジャー・オブ・ザ・イヤー」(インスティチューショナル・インベスター)を受賞。

私の投資哲学

「プライベート・マーケット・バリュー」生みの親

私の人生を決定付けた出会いは、コロンビア大学院で出会ったバリュー投資理論でした。「バリュー投資の父」とも呼ばれるベンジャミン・グレアム氏がデイビット・ドッド氏と共著した「証券分析」で開眼し、両氏の系譜を引き継いだロジャー・ムーリー教授との出会いを経て独自の運用手法をあみ出しました。ベンジャミン・グレアムが企業の清算価値と実勢株価との差を「安全性のゆとり」としたのに対し、私は事業価値を分析することで、企業の本質的価値と市場での実勢価格との差を「安全性のゆとり」としました。私はその本質的価値分析手法を「プライベート・マーケット・バリュー」と呼び、何が「きっかけ」で実勢株価がその本質的価値に収斂していくのかを見極める運用プロセスを開発しました。日米欧でPrivate Market Value with a Catalyst®として商標登録されており、今では、米国のPEファンドのみならずグローバルな事業会社の経営者、M&A担当者から買収ファンド、アクティビストに至るまで幅広くこの概念を使っています。

事業家目線の長期投資

「プライベート・マーケット・バリュー」と聞くと難解なものと感じられるかもしれませんが、M&Aで世界を舞台に事業拡大している事業家やPEファンド経営者の視点に立っていただくとイメージしやすいと思います。上場企業の時価総額は日々変化しますが、その企業が持つ負債や資産はどうでしょうか。また、キャッシュフロー(税引き前、償却前利益)も単に売上とコストだけを反映したものではなく、在庫管理や売掛金および買掛金と表裏一体となっています。事業の一部または全体を買収するとなると、負債の時価、適正なキャッシュフローの水準、その企業の稼ぐ力を目利きする必要があります。仮に当該企業と買収交渉する場合、企業の「本質的価値」とも言えるこの「プライベート・マーケット・バリュー」が重要となるでしょう。我々は長期的に見て魅力のある事業分野を選び、伸びしろのある企業を見つけ出し、その企業の本質的価値を分析し、その真価を先読みしていきます。

投資家のみなさまへ

ギャベリーは、創業間もないころから日本企業に投資しており、2011年に東京に拠点を設置しました。あれから約6年の歳月が経ちましたが、ギャベリーの「今後10年先を見据えて有望なビジネスを買う」アプローチは、日本の様々な投資家に徐々に受け入れられ、現在は投資信託、企業年金、そして公的年金と幅広くご採用いただいております。創業から約40年間、変わらぬ投資哲学により運用し続けている我々の運用戦略は、現在に至るまで高いリターンを達成しております。1977年から2017年4月末までの設定来リターンを比較すると、米国の代表的な株価指数であるS&P500の約4倍と大幅に上回る実績であり、長期投資におけるバリュー投資の有効性を証明しました。日本のみなさまの長期投資への理解がより深まるとともに、長期投資におけるバリュー投資の素晴らしさに気付いていただけるきっかけとして当ファンドが貢献できればと思います。

滝口 圭介たきぐち けいすけ(当ファンドの運用担当者)

外部委託運用グループ ファンドマネジャー。1998年に日本株のアナリストとなる。外国株式のファンドマネジャーなどを経験したのち、2015年外部委託運用グループへ配属、当ファンドの運用担当者となる。98年から約19年、一貫して運用業務に従事する。主な業務はファンドのパフォーマンスやポジションのチェックなどのモニタリング、助言を基にした株式の売買や設定解約に対応するための資金の管理、社内外への運用報告など。

私の役割

魅力的な運用戦略の発掘

私たち外部委託運用グループでは、海外の良質な運用戦略の発掘と採用等を行います。「米国割安株ファンド (愛称:ザ・バリューハンター)」はギャベリーの運用戦略を活用した、日本の投信市場に参入した初のファンドです。ギャベリーの当戦略は従来、基本的に機関投資家や年金顧客のプロ向け商品として、億単位の資金がなければ購入できないものでした。私たちは1977年のギャベリー創業から一貫した投資哲学や、幾多もの危機を経験しながら長きに渡り高いパフォーマンスを達成したことに感銘を受け、日本においても長期投資に資するファンドであると考え設定いたしました。創業者のマリオ・ギャベリー氏は米国ではウォーレン・バフェットに並ぶ著名なバリュー投資家のひとりであり、そのような魅力的な運用戦略や哲学を日本の投資家のみなさまへ紹介し、資産運用にお役立ていただくことが我々の役割と考えます。

投資家のみなさまへ

当ファンドは主に米国株式への投資を通じて米国経済の拡大に伴う恩恵の享受が期待できることと、著名なバリュー投資家の投資哲学を活用出来ることが最大の魅力と考えます。「プライベート・マーケット・バリュー」とキャタリスト分析を駆使したこのギャベリーの投資哲学は一般的なバリュー投資の指標(PERやPBR等)を活用した運用手法とは異なり、事業家目線の投資を行うため5年、10年、15年先を見据えた長期的な視点で企業を選別していきます。そのため、当ファンドに投資する際は、短期的な株価の上下に一喜一憂せず、長期的な展望で捉えていただくと当ファンドの魅力を実感できるのではないかと考えます。ギャベリーの投資哲学に共感していただくとともに、資産運用の一助として当ファンドをご活用いただければ幸いです。

ファンドの歴史

米国割安株ファンド 
愛称:ザ・バリューハンター

  • 1 ザ・バリューハンター誕生 2014年
  • 2 FANG相場の台頭による苦戦 2015年
  • 1 ザ・バリューハンター誕生 2014年 1 ザ・バリューハンター誕生 2014年

    何があった?

    2014年は、ロシアがウクライナに軍事介入し、反発した欧米がロシアへの経済制裁を行ないました。それに伴い原油価格が大きく変動し、年初100ドル台にあったWTI原油先物価格は年末には60ドル台を割り込み、資源国の設備投資動向に暗雲が立ち込める年となりました。

    その時、どう動いた?

    当ファンドの運用哲学は事業家目線で投資を行うため、その企業価値に着目した別会社に買収される事例も少なくありません。M&Aの一例としては米加工肉製品大手のヒルシャー・ブランズ(同年4月末時点 組入1位 組入比率:2.21%)に対して5月に被買収報道があり、報道を受けてヒルシャーの株価が約20%上昇したことです。ヒルシャーに注目していたポイントとして、食品業界は豊富なキャッシュフローを有する企業が多く、再編が起きやすい業界とみていたことと、経営者が自社ブランドの拡大に意欲的であったこと、ヒルシャーの商品は米国において強いブランド力を有しており、競合他社からも注目されていたことが挙げられます。

    ※上記は過去の投資事例であり、保有の継続または将来における当ファンドへの組入を示唆、保証するものではありません。また、個別銘柄の推奨を目的としたものではありません。

  • 2 FANG相場の台頭による苦戦 2015年 2 FANG相場の台頭による苦戦 2015年

    何があった?

    2015年は、人民元の切り下げを背景とした8月の世界同時株安や、米国の利上げの影響を見極める動きなどにより米国株式は軟調な値動きとなりました。そのような環境下でFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルやアップルなどのIT銘柄)が市場をリードしました。

    その時、どう動いた?

    2015年はギャベリーのバリュー戦略に馴染まないFANG相場の色彩が強まったため、当ファンドは苦戦を強いられました。同年夏には、中国経済の失速懸念による世界同時株安に加え、我々が魅力的と考えるケーブルTV等のメディア株が「コード・カッティング(ケーブルTVとインターネット動画配信企業との競争激化)」の進展により年末にかけて売り込まれたため厳しい年となりました。しかし我々の方針に変わりはなく、企業の経済価値は常に市場で正しく評価されているわけではないとの考えのもと、再度適切に評価されるタイミングを見据えて、引き続き魅力的な企業の発掘に注力しました。

(期間:2014年3月18日~2017年4月28日)
基準価額[分配金再投資]は、税引前の分配金を再投資したものとして計算していますので、実際の基準価額とは異なります。
基準価額[分配金再投資]=前日基準価額[分配金再投資]×(当日基準価額÷前日基準価額)
(※決算日の当日基準価額は税引前分配金込み)
基準価額は設定日前日を10,000として計算しています。
基準価額は信託報酬控除後です。
上記は過去の実績であり、将来の運用成果等をお約束するものではありません。

パフォーマンスの推移

下記はギャベリーが当ファンドと同様の投資哲学により運用しているオール・キャップ・バリュー・コンポジット<米ドルベース、関連費用控除後>の実績を示したものであり、当ファンドの実績ではありません。当ファンドとは投資制限、運用ガイドライン等が異なります。下記はあくまでもギャベリーの米国バリュー投資の過去の実績をご紹介するために掲載したものであり、当ファンドの将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。

(期間:1977年9月末~2017年4月28日(1992年12月末までは四半期、以降月次))
出所:ギャベリーのデータをもとにアセットマネジメントOne作成
1977年9月末を100として指数化。S&P 500種指数は配当込み、米ドルベース。
S&P 500種指数は、ギャベリーの米国バリュー投資をよりご理解いただくための一助として掲載しているものであり、ギャベリーの米国バリュー投資におけるベンチマークではありません。
上記は過去の実績であり、将来の運用成果等をお約束するものではありません。

Standard & Poor's®並びにS&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、アセットマネジメントOne株式会社に対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。S&P500種指数はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、アセットマネジメントOne株式会社に対して使用許諾が与えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、アセットマネジメントOne株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするものではありません。

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