AIの歴史｜AIを運用へ。｜アセットマネジメントOne

1st AI BOOM第1次AIブーム

「推論・探索の時代」

コンピューターが開発され、コンピューターによる「推論」や「探索」が可能になったことが、第1次AIブームのきっかけとなりました。「人工知能」という言葉が誕生し、AIが学問として確立。1950年代後半以降AIの開発が進みました。こうして、迷路の解き方や定理の証明のような「特定の問題」に対して回答できるAIが誕生しました。

▶1946年: 世界初の電子式コンピューター登場
▶1956年: 「人工知能」という言葉が登場
▶1964年: 人工対話システムELIZA開発
▶1972年: 初のエキスパートシステム開発
▶1974年: 世界初のパーソナルコンピューター発売

2nd AI BOOM第2次AIブーム

「知識の時代」

1980年代からの第2次AIブームではAIは人間に与えられた「知識」（AIが推論するための基準や定義などの膨大な情報）をもとに、ある程度の答えを出すことができるようになりました。たとえば、医療や法律などの特定分野の知識を取り込むことで、その分野の専門家のように推論し、判断を下せるようになり、 AIは一定程度実用可能な水準に達したといわれています。

▶1991年: インターネットに「WWW（World Wide Web）」が公開
▶1993年: ホームページ閲覧ソフト（ブラウザ）が登場、インターネットが普及開始
▶1997年: 米IBMの「ディープ・ブルー」がチェスの世界チャンピオンに勝利

3rd AI BOOM第3次AIブーム

「ディープラーニングの時代」

インターネットの発展により大量のデータがコンピューター上で管理・処理されるようになり、「ビッグデータ」という言葉が提唱されました。ビッグデータを活用することで、AI自身がデータの特徴を学習し、事象の認識や分類を行う「ディープラーニング」が実用化されました。近頃では、AIが人間の判断結果を上回ったというニュースも目にするようになりました。今後さらにAIが幅広い分野で活躍することが想定されます。

▶2004年: フェイスブック創業
▶2006年: 「ディープラーニング」の提唱
▶2010年: 「ビッグデータ」の提唱インスタグラム登場
▶2011年: 米IBMの「ワトソン」、クイズ番組でクイズ王に勝利
▶2012年: ディープラーニング技術、画像認識コンテストに適用
▶2015年: 画像認識精度を競う大会でディープラーニング技術を利用したAIが人間の認識精度を超越
▶2016年: 米アルファベット傘下のディープマインドが開発した囲碁AI「アルファ碁」が世界トップクラスの棋士に勝利

出所：各種資料をもとにアセットマネジメントOne作成
※上記の個別銘柄はあくまでも一例であり、売買を推奨するものではありません。